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犬のリードの黄色リボンには「意味」がある 「イエロードッグプロジェクトジャパン」代表に想いを聞いた

大久保 歩

大久保 歩

2021.11.18 21:00
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「しつけがなっていない」という誤解も...

「きっかけは、うちの犬がイエロードッグになってしまったことでした。
チャコちゃんというミックス(11歳・メス)を実家で飼っているのですが、その子が病気になり、散歩中に他の人に出くわすとものすごい勢いで吠えたり、震えたりするようになってしまったんです。
だから今も黄色いリボンをリードにつけてお散歩しているんですが、その意味を知らない人も多かったので、もっと広まってほしいなと思って始めました」(多胡さん)

21年2月に愛犬・チャコちゃんが病気になったのをきっかけにプロジェクトをスタートし、4月にはインスタグラム(yellowdogprojectjapan)、7月にはツイッター(@yellowdog_111)のアカウントを開設した。

多胡さんは同プロジェクトについて、犬を飼っている人以上に、その周囲の人たちにこそ知ってほしいと強調する。

飼い主だけでなく周囲も黄色いリボンの意味を知っていないと、単なるオシャレと思われてしまうかもしれない。それどころか、怯えて激しく吠える様子を見て「しつけがなっていない犬だ」と白い目で見られてしまうこともあるという。

黄色いリボンを付けてお散歩中のチャコちゃん(公式インスタグラムより)
「ひと口にイエロードッグと言っても、その程度にはすごく幅があるし、見た目ではわかりません。だから、黄色いグッズを身に着けている子がいたら、『何か(人に近づけない理由が)あるのだろうな』と想像してそっと見守ってあげてほしいです」(多胡さん)

活動の成果もあるのだろう、多胡さん自身も「多くの人がプロジェクトについて知ってくれるようになってきている」と感じることが最近多いそうだ。公園をチャコちゃんと散歩していると、「そのリボンはなんですか?」と、興味を持ってくれる人もいるのだとか。

もしも街を歩いていて、黄色いリボンなどをリードに付けている犬をみかけたら、遠くから優しく見守ってあげよう。

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