バスが密なら自転車に乗ればいいじゃない! 丹波篠山を味わい尽くす「サイクルツーリズム」体験してきた
ライダーが厳選したコースを走る
百聞は一見に如かず。さっそく記者もアプリ「DIIIG」をiPhoneにインストールし(Android版も配信中)、「丹波篠山サイクリングワールド」のミッションに挑戦しながらサイクルツーリズムを体験してみることに。
「丹波篠山サイクリングワールド」の中で、現在(21年9月8日~11月30日)開催中のイベントは以下の5種。
・丹波篠山ぐるっと1周#ササイチ
・丹波篠山国鉄篠山の廃墟跡を巡るコース
・丹波篠山の歴史を巡る70kmコース」
・"秋の田園風景を..."丹波篠山東部を巡るサイクリングコース
・"挑戦者求ム"丹波篠山KOMチャレンジ!
今回、記者は「丹波篠山ぐるっと1周#ササイチ」に参加することにした。丹波篠山を知り尽くしたライダー......丹波篠山で自転車工房を営む村上大輔さんが本気で考えたコースだ。
丹波篠山の様々なエリアを巡りながら、9つのミッションをクリアしていくコースだ。距離にして約105キロ。所要時間は6時間で、DIIIGのサイトには「何度かに分けてクリアしましょう」とある。
「私自身も十数年、篠山を(ロードバイクで)走ってきて、ここはぜひとも走ってほしいと思う場所を厳選しました」
と、自信に満ちた様子で村上さんは話す。
「丹波篠山の地形って特殊なんですよ。たとえば、国道を走るときとか、自転車だと危ないと感じる道もいくつかあります。
でも、このアプリで案内している道なら快適に通れたりとか、そういう『地元の人しかまず知らないような脇道』もコースに入れるよう意識しました」(村上さん)
そんな選りすぐりのスポットの中で、記者が最初に訪れたのは、「河原町妻入商家群(かわらまちつまいりしょうかぐん)」。藩政時代の面影をそのまま残したような風景が続く。
間口が狭く、奥行きの深い作りが特徴の「妻入り」の商家が並ぶ道を歩いていると、江戸時代にタイムスリップしたかのようだ。土産物屋もそこかしこにあるので、買い物も楽しめる。
ミッション達成までの手順は非常にシンプル。
スマホのGPS機能をオンにしておき、目的地(ここでは「河原町妻入商家群」)に着いたらアプリ画面の「GPSチェックイン」をタップ。プレイヤーが目的地の100メートル圏内にいれば、ミッションクリア! ポイントを獲得できる。
目的地によっては、たとえばカフェで注文したメニューの写真を貼るよう指示される場合もあるが、1~2ステップでクリアできるシンプルなものがほとんど。
自転車でどんどん次の場所を訪れポイントを貯めていくのは、スタンプラリーのような面白さがある。
ポイントが一定数貯まると、「オリジナル丹波焼」や「丹波篠山黒豆と丹波大納言小豆詰め合わせ」などの報酬がもらえる抽選に応募できる仕組みだ。