こんな装備で大丈夫なの!? キャンプ初心者が、リュックひとつで「福井ソロキャン」満喫してきた
リュックひとつとカメラだけ
10月上旬。筆者は、東京駅から福井駅を目指した。
東海道新幹線に乗って滋賀県の米原へ。そこから特急しらさぎに乗り換えるルートだ。
持ち物は、寝袋と薄いジャンパーと財布、それから道中の飲み物と一眼レフカメラのみ。キャンプ場に聞いたところ、毛布はレンタルがあるが寝袋も持ってきたほうが良いと言われたので、アドバイスに従った。
消耗品である炭や着火剤、そしてBBQで食べる食材は、福井についてから購入する。
これからキャンプとは思えない軽装備で、平日の11時頃、福井駅に到着。ここから前坂キャンプ場へは、越美北線(通称・九頭竜線)に乗って終点の九頭竜湖駅を目指すのもいい。のどかな風景を眺めながらの電車の旅を楽しめる。
ただ、本数が非常に少ないので、時刻表は要確認。途中下車もできないが、九頭竜湖駅に着きさえすればキャンプ場まで行くバスがあるし、タクシーを呼ぶこともできる。
炭・着火剤は九頭竜湖駅前のコンビニで、食材は駅前の「道の駅 九頭竜」とキャンプ場で買えるので、身軽なままキャンプ場を目指すのもアリだ。
運転免許を持っている人は、レンタカーを借りるのもいいだろう。行ってみたい場所があった筆者は、今回はこちらを選択した。
大野市には福井県で唯一、日本百名山に選ばれた「荒島岳」がそびえ立つ。「大野富士」の別名を持つ名峰だ。
筆者の目的地は、その麓ある道の駅「越前おおの 荒島の郷」。21年4月にオープンしたばかりである。
なぜここに立ち寄ったのか。答えは、BBQでの食材調達だ。
先述の通り、キャンプ場付近でも食材は購入できる。しかし、「越前おおの 荒島の郷」は県内最大級の道の駅。施設内の「荒島マルシェ」には市や県の特産品が集結しているのだ!
せっかくだから、福井のウマいものも存分に味わいたい――そんな筆者にはピッタリの場所なのである。
ここでサシの入った「いい肉」を購入したので、後ほど紹介しよう。
他にもおいしそうな食材を手に入れた筆者は、そのまま前坂キャンプ場まで車で走った。