「帰りの電車賃を稼ぐため、家出先でバイト探し。親切な喫茶店の店主が、私に一軒のホテルを紹介してくれて...」(福島県・50代女性)
子供の頃、家族とのケンカなんかをして家出をした経験がある人はいるだろうか。
感情にまかせて家を飛び出し、電車に乗って違う町へ......。映画やドラマでもよく見る展開だ。
しかし、なにしろいきなり家を飛び出すわけだから、お金も何もほとんど持っていない、なんてこともあるかもしれない。
Jタウンネットでは、皆さんの思い出に残っている「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。今回ご紹介するのは、福島県の50代女性・I月さん(仮名)から寄せられた、まさにそんな家出に関する思い出だ。
今から30年以上も前。I月さんがプチ家出をして群馬県太田市まで行ったときのこと。
行きの電車賃と多少の飲食費くらいはあったものの、帰りの電車賃を持ち合わせていなかった彼女は、現地でバイト探しをすることに。
すると、立ち寄った1店の喫茶店の店主がある提案を持ち掛けてきて......。