人工知能は「長年の経験と勘」の代わりになるか? レモンの名産地・広島で、未来を変える挑戦
2021.08.25 12:00
提供元:広島県
ここ数年、レモンブームに沸く日本列島――。
そんな状況をうれしく見つめているのが、レモンの国内生産量日本一を誇る広島県。なかでも、瀬戸内海に位置する大崎下島は、レモン生産の盛んな地域として有名だ。
ところが、である。
レモン生産者の実情に目を向けると、深刻な高齢化や後継者不足に悩まされている。なによりも、農作業は、けっこうな重労働だ。
そこで、広島県では以前から、県の実証実験プロジェクト「ひろしまサンドボックス」を通じて、レモン栽培で最先端のAI/IoTを活用していこうと、さまざまな実証実験に取り組んできた。
その派生的なプロジェクトとして今回、レモンの品質を判定する人工知能(AI)に関する、データ分析コンペティションがおこなわれた。
この取り組みは、広島県のレモン生産の現場に、どんなイノベーションをもたらすのだろうか?