ひっそり開催された「勝手にコミックマーケット」カタログに反響 いつか訪れる「再会の日」のために...
2021.08.01 20:00
あらゆる創作活動を楽しむ人たちにとって、年に2度の晴れ舞台と言える、「コミックマーケット(以下、コミケ)」。
しかし、2020年5月に開催されるはずだった第98回は、新型コロナウイルスの影響で中止。21年5月に開催予定だった第99回も、延期が発表された。
「コミケにしかないあの雰囲気を味わえなくて寂しい」、そんな気持ちを抱えながら嘆いている人も多いはず。
そんな中、「自分たちでコミケを開催した」という人たちによるオリジナルのカタログが、ツイッターで話題を呼んでいる。
こちらは、ツイッターユーザーのリョウさん(@ryo_k1217)が2021年7月16日に投稿した写真。
自主的に「コミケを開催」した友人が作ったカタログだという。
「友人がLINEで『自分でコミケを開催します。』と言ってきたときは正気かと思ったけど、後日本当に送られてきたカタログの完成度と編集後記を見て、いまちょっと泣いてる」
「私もコミケが恋しいよ」(リョウさんのツイートより)
カタログの表紙をよく見てみると、従来のコミケの会場である東京ビッグサイトらしき建物を背景に、鮮やかな髪色の少年が2人、こちらに手を振っている。
そして、上半分に大きく「COMIC MARKET」の文字......その左スミには、そっと付け足すように「勝手に」というひと言が。
右下には、第1回を意味するであろう「01」、その下には「2021 SUMMER」とある。
本物のコミケのカタログと遜色ないできばえだ。
しかし、「自分でコミケを開催」とは一体どういうことだろう?
Jタウンネット記者は21日、企画とカタログの本文を担当した実籾(みもみ)さんを取材した。