元祖ミシュラン一つ星ラーメン店は、カップ麺でもミシュラン級? セブン「蔦」再現麺の実力は...
黒トリュフやポルチーニ茸が香る
スープは、鶏ガラベースの醤油味で、ほんのりと魚介の風味を効かせています。
醤油の色が濃いので塩気が強いのかと思いきや、思いのほか穏やかなやさしい味で、だしの味やオイルの風味を引き立てていました。
ちょっとほろ苦さのある魚介だしの存在も感じられます。スープの中心としてガツンとくるような魚介ではなく、ほんのり香らせる程度で、さりげなさが心憎く感じるレベル。スープの重層的な味わいに一役買っています。
スープ表面には、鶏油などを主体とする油脂が浮いていますが、お店の特徴である黒トリュフの香りがつけられていて、これがスープの中で最も目立った存在となっています。他の味を立てつつも、黒トリュフが香ることで、高級感、良いもの食べている感が半端ないです。
また、ほのかにポルチーニ茸の香りもつけられており、黒トリュフや貝だしと共鳴して洋風な雰囲気を醸し出していました。黒トリュフもポルチーニも、決してやりすぎていないところが大きなポイントです。