「食中毒菌」をまさかのイケメン化 怖いくらいに個性的な薬局フリーペーパーに注目集まる
「食中毒菌」をイケメン化した理由は?
食中毒の原因をイケメン擬人化するとは、あまりにも斬新な試み。
しかもこの「ドクメン8」、ただインパクトがあるだけではない。
キラキラしたイケメンたちの下には、彼らが「どこによくいる」のか、「発症まで&症状」、そして「特徴と対策」がズラリ。
イケメンたちが注意しなければいけない食材を手にしていたり、気を付けなければいけない事柄を主張していたりと、食中毒の原因について非常に分かりやすくまとめられているのだ。細菌性の食中毒が増えやすいこれからの季節にとても有り難い内容となっている。
とてもユニークな「ドクメン8」。だが、そもそもどうして食中毒菌をイケメンにしたのだろう。
気になったJタウンネット記者はアイセイ薬局を取材し、「ヘルス・グラフィックマガジン」の門田伊三男(いさお)編集長から回答を得ることができた。
早速、なぜ食中毒菌をイケメンキャラに擬人化することになったのか尋ねると、
「食中毒菌は名前も覚えにくく見た目も似ているので、擬人化することで特徴を明確にし、印象を強く残すことを狙いました。
また読者の皆さんに推しメンを選んでもらい、楽しく知識を得られるページにしたいと考え、あえてイケメンキャラに仕上げました」
と門田編集長。なお、今回の企画では食中毒を起こす細菌・ウイルス・寄生虫などの病原体をまとめて「食中毒菌」と総称しているそうだ。
この「ドクメン8」に対し、ツイッターでは
「ただ菌がかいてあるより読みやすいかもw」
「ちゃんと分かりやすくて草」
「調理師試験を控えてる私としては最高の教材なんだが」
「学校で配布すべし」
といった声が寄せられている。どうやら、編集長の狙いはぴったり当たったようだ。
ちなみに、ドクメンたちをキャラクター化するにあたってこだわった点については
「それぞれの食中毒菌の特徴となるアイテムを絡め、やや上から目線のコメントで、個性を際立てました。
危険なのに憎めない、もっと知りたいが遠ざけたい、そんな味わい深いドクメンキャラを目指しました」
とのこと。
食中毒を引き起こす危険な病原体たちも、イケメン化されることで「危なさ」が「魅力」に見えてきてしまうから不思議だ......。