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「食中毒菌」をまさかのイケメン化 怖いくらいに個性的な薬局フリーペーパーに注目集まる

井上 慧果

井上 慧果

2021.06.23 06:00
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「怖いくらいに個性派ぞろい」――。

食中毒の原因たちが、そんなキャッチコピーでイケメン擬人化された「ドクメン8」がツイッターで話題となっている。

食中毒菌がイケメンキャラクターに(画像は編集部撮影)
食中毒菌がイケメンキャラクターに(画像は編集部撮影)

2021年6月15日に発行された、調剤薬局チェーンの「アイセイ薬局」(本社:千代田区)のフリーペーパー「ヘルス・グラフィックマガジン」の「vol.40 特集 食中毒」(21年6月15日発行)に掲載されている「食中毒菌・ドクメン8」だ。

まるで乙女ゲームの登場人物のような、タイプの違うイケメンが8人。

しかし、その名前を見てみると長髪でイカを持ったイケメンは「アニサキス」、魚を手にした爽やかなイケメンは「腸炎ビブリオ」、生肉を持ったイケメンは「腸管出血性大腸菌」......。

彼らは、食中毒の原因となる細菌・ウイルス・寄生虫なのだ。

「食中毒菌」をイケメン化した理由は?

分かりやすい(画像は編集部撮影)
分かりやすい(画像は編集部撮影)

食中毒の原因をイケメン擬人化するとは、あまりにも斬新な試み。

しかもこの「ドクメン8」、ただインパクトがあるだけではない。

キラキラしたイケメンたちの下には、彼らが「どこによくいる」のか、「発症まで&症状」、そして「特徴と対策」がズラリ。

イケメンたちが注意しなければいけない食材を手にしていたり、気を付けなければいけない事柄を主張していたりと、食中毒の原因について非常に分かりやすくまとめられているのだ。細菌性の食中毒が増えやすいこれからの季節にとても有り難い内容となっている。

とてもユニークな「ドクメン8」。だが、そもそもどうして食中毒菌をイケメンにしたのだろう。

気になったJタウンネット記者はアイセイ薬局を取材し、「ヘルス・グラフィックマガジン」の門田伊三男(いさお)編集長から回答を得ることができた。

早速、なぜ食中毒菌をイケメンキャラに擬人化することになったのか尋ねると、

「食中毒菌は名前も覚えにくく見た目も似ているので、擬人化することで特徴を明確にし、印象を強く残すことを狙いました。
また読者の皆さんに推しメンを選んでもらい、楽しく知識を得られるページにしたいと考え、あえてイケメンキャラに仕上げました」

と門田編集長。なお、今回の企画では食中毒を起こす細菌・ウイルス・寄生虫などの病原体をまとめて「食中毒菌」と総称しているそうだ。

この「ドクメン8」に対し、ツイッターでは

「ただ菌がかいてあるより読みやすいかもw」
「ちゃんと分かりやすくて草」
「調理師試験を控えてる私としては最高の教材なんだが」
「学校で配布すべし」

といった声が寄せられている。どうやら、編集長の狙いはぴったり当たったようだ。

ちなみに、ドクメンたちをキャラクター化するにあたってこだわった点については

「それぞれの食中毒菌の特徴となるアイテムを絡め、やや上から目線のコメントで、個性を際立てました。
危険なのに憎めない、もっと知りたいが遠ざけたい、そんな味わい深いドクメンキャラを目指しました」

とのこと。

食中毒を引き起こす危険な病原体たちも、イケメン化されることで「危なさ」が「魅力」に見えてきてしまうから不思議だ......。

コンセプトは「正しく・分かりやすく・楽しく」

アイセイ薬局のフリーペーパー「ヘルス・グラフィックマガジン」は10年4月の創刊以降、年4回発行されている。

門田編集長はそのコンセプトを

「よくある医療情報や健康情報は『カタい』『むずかしい』『つまらない』ものが多いです。せっかく役に立つ情報を掲載していても、まず読んでもらわないと何も伝わりません。
そこでヘルス・グラフィックマガジンは、思わず手に取ってみたくなるような表紙をはじめ、多彩なグラフィック表現で『正しく・分かりやすく・楽しく伝える』ことにこだわって制作しています」

と語る。

今回話題になった第40号のテーマを「食中毒」に設定した理由については、

「コロナ禍でおうちごはん、お弁当・デリバリーなどの利用機会が増えている今、食中毒のリスクも高まっています。私たちが日常で経験する不調の中には食事が原因で起こっている症状、つまり『食中毒』が含まれていることも少なくありません。
そんな『食中毒』の多くは、リスクを知って対策をとることで防げます。そこで読者の皆さんに、毎日の食生活をより安全・快適にしていただくために『食中毒』をテーマにしました」

と明かした。

表紙も面白い(画像は編集部撮影)
表紙も面白い(画像は編集部撮影)

斬新なアイデアと分かりやすさから「ドクメン」たちが注目を集めたことについて、門田編集長は

「薬局に立ち寄ることがない人にも健康情報を届けたい、といつも考えています。
今回ツイッターで『ドクメン8』が話題になったことで、たくさんの方に『ヘルス・グラフィックマガジン』」の存在を知っていただけました。

これを機会に過去号なども楽しく読んでいただき、皆さんのセルフケアに役立つことができればうれしいです」

とコメント。

「ドクメン8」が掲載されているヘルス・グラフィックマガジンの「vol.40 食中毒」はアイセイ薬局グループの各店舗や一部医療機関、スポーツクラブ、薬局などで無料配布しており、ウェブ上でも見ることができる。

同号では「食材切る順ガイド」や「夏のお弁当を守る術」、「食中毒予防の3原則」など、他にも食中毒リスクを回避するための情報が分かりやすく載っているので、「ドクメン」たちから身を守りたい人はぜひご一読を。

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