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幸福度日本一の県民は、いったい何を食べてるの? 東京で買える「福井グルメ」を食べつくしてみた!

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2021.03.02 12:00
提供元:福井県

1日のすべてを福井のグルメで!

日々、朝食を食べない生活を送る筆者は、どうせなら1日の食事すべてを福井県で染めてしまおうと考えた。

最初に向かったのは、東京の一等地・西銀座に構える「食の國 福井館」。

「食の國 福井館」
「食の國 福井館」

「福井県の美味しい『食』の専門店」を名乗るこの場所では、多くの食材や酒類の販売も行っている。

店内にはイートインスペースもあり、今回筆者はそこを利用。「かれい漬丼」や「チカッペカレー」といったメニューに誘惑されながらも、まずは昼食として事前に調べて気になっていた、「越前おろしそば」と「ソースカツ丼」をいただいた。

福井の2大ソウルフードと名が高い2品。同時に食べるとかなり量が多いのだが、「食の國 福井館」では欲深い筆者のような人のために、2品を無理なく食べられる「まん福セット」が用意されている。

まん福セット
まん福セット

まず手を伸ばしたのは、「越前おろしそば」。

越前おろしそば(並)
越前おろしそば(並)

平たい麺にたっぷりの大根おろし。そして、かつお節。見慣れない組み合わせのそばは、かつて昭和天皇も太鼓判を押したとの逸話も残っているそう。

さっぱりとした風味で非常に優しい味わい。そばというと、つゆや汁の味に引っ張られてしまう場合もあるが、「越前おろしそば」では、そばが持つ甘みと気品のある香りが口を支配し、大根おろしの淡い辛みとかつお節がそれをより引き立たせてくれる。

ジャンキーで味付けの濃い料理ばかりの不摂生な食生活を送っている筆者は、優しい味で体全体を包み込んでくる「越前おろしそば」に母性すら感じてしまった。体は本来、こういう料理を求めているはずなのに、いつもごめん。

と、福井のそばに癒されたところで、続いては、ソースカツ丼をいただく。

ソースカツ丼(ミニ)
ソースカツ丼(ミニ)

ソースカツ丼といえば、福井だけでなく、福島・会津若松などの名物でもある。特に福井にこだわる必要のないメニューにも思えるが、出てきた品を見て驚くばかり。ほかの地域では見かけない、キメの細かい衣に包まれた薄いカツに目を奪われる。

ロースカツに比べると少し小さいようだ
ロースカツに比べると少し小さいようだ

フルーティーで甘みのあるソースと、旨味がギュッと詰まった薄いカツは新鮮だ。カツはカットされていないが、肉が非常に柔らかいため、かぶりつくと簡単に噛み切れてしまう。

ご飯との相性も抜群で、箸がどんどん進んであっという間に完食してしまった。これならミニサイズでなく、並盛でも我を忘れ食べきれていただろう。己の胃袋を過小評価してしまったのが悔やまれる。

温かいご飯にカツだけの非常にシンプルなメニューではあるが、満足感は高級フレンチのコースと同等ではなかろうか。

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