幸福度日本一の県民は、いったい何を食べてるの? 東京で買える「福井グルメ」を食べつくしてみた!
2021.03.02 12:00
提供元:福井県
埼玉県で福井のカニを堪能
福井の特産品、カニ。ズワイガニのトップブランド「越前がに」がよく知られている。
アンテナショップに行く前はカニを買って鍋にでもしようと思ったが、店長が意外な商品を勧めてきた。 それが「せいこがにの甲羅盛り」だ。
せいこがにとは、ズワイガニのメスのこと。メスのズワイガニは、産卵で成長が止まってしまうため、オスに比べると非常にこぶりではある。
ただ、メスにしかない魅力がある。それが外子と呼ばれる受精卵、内子と呼ばれる卵巣だ。これに、かにみそ、身の部分と、メスのカニの魅力をいいとこ取りしたのが「甲羅盛り」。
「これはおすすめの珍味です。今日僕に会ったからにはぜひ」
と店長から念押しされただけあり、プチプチ食感に潮の香りが漂う外子。深みのある高貴な旨味をじっくり味わえる内子、さらにかにみそと身の王道と、小さいながら魅力は無限大だ。
せいこがにの甲羅盛りは、もちろん白米にも合うのだろう。ただ、それ以上に合うのが「かに釜めし」だ。
こちらもアンテナショップで手に入る品で、ベニズワイガニを100%使用し、出汁にもかにの殻が使われている。ご飯に加えて炊くだけでできる簡単さも魅力だ。
付属のかにみそも投入して炊き上げると、自宅で炊いたご飯とは思えないほどの芳醇なカニの香りが食欲をそそる。 溢れる旨味はこれだけでも十分に満足だが、外子や内子といった「甲羅盛り」の中身と一緒に食べれば有頂天になってしまうこと請け合いだ。
「目には目を歯には歯を」という言葉があるが、カニにはカニが一番合う。せっかくの贅沢な夕食をより良くするためにも、釜めしは必須メニューとも言える。