幸福度日本一の県民は、いったい何を食べてるの? 東京で買える「福井グルメ」を食べつくしてみた!
表参道で福井が楽しめる「ふくい南青山291」
イートインでの食事を満喫し、ここで夕食の調達を...と考えていたが、ほかの客の会話が耳に入ってきた。
「表参道のほうにも福井のお店あったよね?」――これは聞き捨てならない。
調べるとアンテナショップが多く集まる銀座・有楽町エリアではなく、なんと南青山の一等地にも福井のアンテナショップがあるのだ。
筆者はさっそく、そちらに向かった。
表参道駅より徒歩5分程度。骨董通りの近くにある商業施設「グラッセリア青山」内にある「ふくい南青山291」だ。
南青山のおしゃれさに馴染んだセンス抜群の外観。ここでは銀座の「食の國 福井館」と同じく県内のグルメのほか、工芸品なども取り扱っていて、より深く福井の魅力に触れられる。
筆者が店内に入ると、店長の古市宏樹さんが話しかけてきてくれた。
「福井の食材で今日は腹を満たしたい」
そう伝えると店長は、店内を案内してくれただけでなく、おすすめ品まで教えてくれた。
福井愛溢れる店長の熱弁に感銘を受け、おすすめされるがままに商品をカートに入れていく筆者。
気づいたら、とんでもない量の福井グルメを購入していた。
紙袋いっぱいに商品を詰めて、埼玉に帰還。早速、調理して食べたいところだが、その前にこちらを紹介したい。
朝食は食べないくせに15時のおやつはしっかり食べる筆者。
店長おすすめの、福井のロングセラー商品「五月ヶ瀬」をいただく。福井土産のエースであるこの商品は、随分と和風な見た目で、南部せんべいのような印象を受ける。
ところがどっこい。食べてみると、ビスケットやクッキーのようにまろやかなバターの味わいが口に広がり、ピーナッツの香ばしさが味の幅を広げてくれる。見た目に反して、味は洋菓子風。なんとも嬉しい裏切りを用意してくれる憎いお菓子だった。