「ずくだせ」「なから終わり」... 標準語では意味が説明できない方言【長野編】
死ぬほど疲れたときは...
最後に、長野県の60代男性からの方言情報を紹介する。
それは「ごしたい」という言葉。疲れた、という意味らしい。
投稿者によれば
「『あーごして!』とか『ごしてー!』とか言わないと本当に疲れた感じが表現できません。モノが古くなって使用に耐えなくなりそうな場合にも『これはだいぶごしたいね』などと使用します。あと、ボロいモノを『おぞい』と言います」
とのこと。人間が疲れたときだけでなく、物が疲れたときにも使用するようだ。
ツイッターを見ると、
「長野県諏訪地方では死ぬほど疲れたことを『ごしたい』って言うんだけど、『ごしたい』以外に的確な言葉がわからなくて、『じゃあ、死ぬほど疲れたことをなんて言うの?』って訊いたら『...死ぬほど疲れた...だよ?』って言われたことを思い出した」
「『疲れた』より、もっと心の底から気持ちを込めた感じなのが『ごしたい』なんですけど、南信だけなんだぁ」
との投稿も。
どうやらこの方言が使用されている長野県南部の地域では、「ごしたい」でないと心底疲れたという意味は表現できないようだ......。
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