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「ずくだせ」「なから終わり」... 標準語では意味が説明できない方言【長野編】

井上 慧果

井上 慧果

2020.12.19 20:00
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「ずくがある」「ずくなし」

1つ目は、長野県松本地方出身の40代女性からの情報。

投稿者によれば

「私の出身地で使われている『標準語にするのが難しい方言」は『ずく』です。
『ずくがある』『ずくなし』のように使用し、『ずくがある』とは『ちょっとしためんどくさいことでもコツコツ取り組む様子』、『ずくなし』とは『めんどくさがってちょっとした手間を省く様子を言います。

ゴミ箱まで行くのをめんどくさがってゴミを投げる様子を見て『ずくなし』と言ったり、根気のいる作業(たとえば小さいピースのジグソーパズルに黙々取り組む様子)をみて『○○ちゃんはほんとずくがあるねー』などといいます。なかなか単純に標準語変換するのは難しいです」

ずくがある...。神奈川県出身の筆者は初めて聞く単語だ。しかし、調べてみると長野県のローカル局、信越放送では平日の昼に「ずくだせテレビ」という番組を放送しており、地元ではかなり馴染みのある言葉らしい。

「ずくがある」は褒め言葉のようだ(画像はイメージ)
「ずくがある」は褒め言葉のようだ(画像はイメージ)

この「ずく」についてはツイッターでも

「ずくがあるうちに料理しないとやらなくなりそう(長野県民並感)」
「長野の人は『ずくなし』を標準語だと思ってるきらいがある。」
「長野でね、面倒臭がりの人のことを『ずくなし』っていうの。だからね、面倒臭がってる人を見たら、『ずく出せ』って励ましてあげてね」
「『ずく』 ヤル気、集中力、根気を意味する。
disり自虐がまろやかになるから長野県民としては広くオススメしたい」

といった投稿が散見され、長野県内で広く使われているようだ。

人によって程度が違う「なから」
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