「『なんでここに○○ナンバーの車があるのか!って言う人がいるから』優しい大家さん経由で苦情を言われる日々。文句を言ってくるのは誰...?もしや...」(長野・30代女性)
インターホンが鳴り響く日々
10代の頃、友達と隣同士で部屋を借り住んだことがありました。
そのアパートは隣に大家さんの家がありました。目の不自由なおばあちゃんが1人で住み、管理もされていました。
おばあちゃんはとても優しい人でした。野菜を分けてくれたり、友達が来たときは駐車場を使わせてくれたり、ゴミの分別も全てやってくれたりしました。
ある日のことでした。友達が遊びに来ていたときに、インターホンが鳴りました。
出てみると大家さんがいて
「何でここに〇〇ナンバーの車があるのか!って言う人がいるから車どかしてもらえるかしら」
と言われました。
確かに友達の車は県内ナンバーではありますが、別の市のナンバーでした。まぁ、タダで置かせてもらっているし...、と思いその時はすぐにどかしました。
また別の日のことです。私達の所へ遊びに来た友人のバイクが故障し動かなくなってしまいました。あれこれいじってみたもののダメだったので大家さんに事情を話し、少しの間、駐輪場に置く許可をもらいました。
しかし、その翌日またインターホンが鳴りました。
出ると、また大家さんいて
「ごめんね。何でこんなところに壊れたバイクがあるんだ!って言う人がいるのよ。だからどかしてもらえる」
というのです。
確かにその通りでした。優しい大家さんは雨に濡れたらいけないからと友達のバイクにいらない布をかけ、その上からビニールまで掛けてくれていました。
ですが、通りかかっただけの人が壊れたバイクがあることなんてわかるはずがありません。
なんだか気味が悪くなりました。ですが、やはり無理を言って置かせてもらっているのはこちらなので「なるべく早くどかします」といいました。
結局その後も事あるごとに、あの優しい大家さんから「〇〇って言ってる人がいるから△△してくれない?」などと言われました。
玄関前に置いてある物に対する苦情や、玄関のドア上のすりガラスの窓に付けたカーテンが怪しい、など...、もうキリがないくらいに。