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「『なんでここに○○ナンバーの車があるのか!って言う人がいるから』優しい大家さん経由で苦情を言われる日々。文句を言ってくるのは誰...?もしや...」(長野・30代女性)

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2020.08.24 11:00
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アパートやマンションといった集合住宅には住民同士のトラブルがつきものだ。

○○宅さんの声がうるさい...、××さんの態度が気に入らない――。近隣住民の恨みを買って、苦情を直接言われたことがあるという人が、読者の皆さんの中にもいるかもしれない。

中には、アパートなどを管理する大家さんを通してクレームを寄せる人もいるようだ。

今回紹介するのは、長野県に住むMさん(30代女性)が編集部に寄せたご近所トラブルだ。彼女にはアパートの部屋を友達と隣同士で借りて住んでいた時期があったという。

アパートの隣の家には大家さんが住んでいて、野菜を分けてくれたり、別の友人が来たときには駐車場を貸してくれたりしてくれたそうだ。またゴミの分別もしてくれる「とても優しい」おばあちゃんだったという。

ある日のこと...、それはMさん宅に友人が車で遊びに来ていたときだった。大家さんから

「何でここに〇〇ナンバーの車があるのか!って言う人がいるから車どかしてもらえるかしら」

と言われたという。話を聞いて、すぐにどかした彼女。それからというもの、事あるごとに大家さん経由で間接的に、クレームが伝えられたそうだ。

玄関前に置いてある物への苦情。ガラスの窓に付けたカーテンが怪しい。どれもこれも大家さんづてで、クレーム主は分からなかった。

これらのクレームは、いったい誰が寄せたのだろうか。彼女が寄せた投稿には、こんな一文で締め括られていた。

「あの優しいおばあちゃんが、謎のクレーム主ではなかったと信じたいです」

インターホンが鳴り響く日々

大家さん伝えのクレーム(画像はイメージ)
大家さん伝えのクレーム(画像はイメージ)

10代の頃、友達と隣同士で部屋を借り住んだことがありました。

そのアパートは隣に大家さんの家がありました。目の不自由なおばあちゃんが1人で住み、管理もされていました。

おばあちゃんはとても優しい人でした。野菜を分けてくれたり、友達が来たときは駐車場を使わせてくれたり、ゴミの分別も全てやってくれたりしました。

ある日のことでした。友達が遊びに来ていたときに、インターホンが鳴りました。

出てみると大家さんがいて

「何でここに〇〇ナンバーの車があるのか!って言う人がいるから車どかしてもらえるかしら」

と言われました。

確かに友達の車は県内ナンバーではありますが、別の市のナンバーでした。まぁ、タダで置かせてもらっているし...、と思いその時はすぐにどかしました。

また別の日のことです。私達の所へ遊びに来た友人のバイクが故障し動かなくなってしまいました。あれこれいじってみたもののダメだったので大家さんに事情を話し、少しの間、駐輪場に置く許可をもらいました。

しかし、その翌日またインターホンが鳴りました。

出ると、また大家さんいて

「ごめんね。何でこんなところに壊れたバイクがあるんだ!って言う人がいるのよ。だからどかしてもらえる」

というのです。

確かにその通りでした。優しい大家さんは雨に濡れたらいけないからと友達のバイクにいらない布をかけ、その上からビニールまで掛けてくれていました。

ですが、通りかかっただけの人が壊れたバイクがあることなんてわかるはずがありません。

なんだか気味が悪くなりました。ですが、やはり無理を言って置かせてもらっているのはこちらなので「なるべく早くどかします」といいました。

結局その後も事あるごとに、あの優しい大家さんから「〇〇って言ってる人がいるから△△してくれない?」などと言われました。

玄関前に置いてある物に対する苦情や、玄関のドア上のすりガラスの窓に付けたカーテンが怪しい、など...、もうキリがないくらいに。

私の家の事情を一番わかっているのは、誰

そのアパートには3年ほど住んでいたのですが、その文句を言ってくる人が誰なのかは結局わかりませんでした。

いつも庭仕事している向かいのおじさんだったのでしょうか。

たまに来る大家さんの親族...、でしょうか。はたまた大家さん本人が、誰かからの苦情ということにして文句言っているだけだったのか。

真相は分かりません。

ですが、クレーム内容は、そんなこと気になるのか...、というか人の家のそんなとこまで誰がみてるの...、というくらい神経質なモノだらけで、本当に不気味でした。

ちなみに私が住んでいる地域は、県内でも大きな都市で、市の中でもアパートやマンションがとても多く地元住民や学生、若者もたくさん住んでいるような場所でした。

決してお年寄りしかいないような集落に私達が突然入り込んだわけでもありません。

あの時のクレームは何だったのか...、いまだに謎です。

でも、アパートの水道管が断水したとき、「水が出なくて困っただろうから」と住民4人を連れてアパート近くの小料理屋さんにご飯を食べに連れて行ってくれて、お土産におにぎりまで持たせてくれた、あの優しいおばあちゃんが、謎のクレーム主ではなかったと信じたいです。

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