現実を「iPhoneっぽく」したらこうなる 発想力がすごい「合成写真アート」に絶賛の声
2020.07.24 20:00
料理を作るように写真を重ねる
Jタウンネット編集部が22日、を。さんに詳しい話を聞いたところ、これらの作品は「Photoshopを使った合成写真」だという。
自身が撮影した写真やフリー素材、有料素材を、自作した背景画像の上に合成して風景を作り出し、その上にiPhone風の加工をする。
例えば、夕焼けの作品なら背景の上に「雲」「街灯」「鳥」の素材をそれぞれ重ねていく。夜景なら、「月」「建物」が素材だ。
つまり、を。さんの作品は一見実在する場所の風景写真のようだが、完全に創作なのだ。
を。さんがこのような作品をツイッターに投稿し始めたのは2月から。
「コロナで暇になったので作品を投稿し始めました」
とのこと。4月には同じ技法で「ショートカットキー」を表現した作品を作っていた。
これを見返して、「iPhoneでもできるな」と新しい作品を作ったのだという。
今回の作品でこだわったのは、夜景の作品の建物部分。
充電がなくなっている方では建物は影のみだが、フル充電の方は明るい街の姿が見える。
「(月が満ちているだけでなく)街並みが照らされる部分でも『充電ができた』という部分を示唆しています」
と、を。さん。様々な写真を素材にして、全く新しい風景を作る合成写真制作の魅力はどんなところにあるのだろう。を。さんに聞いてみると、
「魅力については一言では言えませんが、写真を材料として作品をつくる過程は、色々な具材をつかって料理する事と似た楽しさを感じてます」
と教えてくれた。