コロナで観光客が消えた宮島を救いたい 広島企業が支援セットを販売
[みみよりライブ 5up-広島ホームテレビ]2020年4月24日放送「5up!NEWS」のコーナーでは、新型コロナウイルスの影響を受けた広島・宮島の現状を取り上げていました。
本来なら、観光客で賑わうはずの宮島。ですが今年は、大鳥居の周りも修繕改修中とはいえ閑散。フェリーから降りても人がいない、という状態です。週末は大勢の人が行き交う宮島の商店街も、県の自粛要請を受け、休業しています。
宮島グルメを自宅で堪能
揚げもみじ饅頭で有名なもみじ堂。いつもならもみじ饅頭を揚げるフライヤーの中は、油もなく静かなままです。
紅葉堂の4月の売上は去年同月の10分の1。オンラインショップの売り上げが5割ほど増えているのがせめてもの救いです。紅葉堂の社長は、「お客さまがいつ安心して動くかなと不安なところですね」と話していました。
このように、苦境に置かれた宮島商店街を支援しようと、広島市内の出版社・ザメディアジョンがあるプロジェクトを立ち上げました。
宮島の名物、揚げもみじ饅頭やカキのオイル漬けなど、5種類が家で楽しめる詰め合わせセットのオンライン販売を始めたのです。コンセプトは「おうちで宮島」。
ザメディアジョンの担当者は、
「観光情報誌を作らせていただくことが多くて、何かお役に立てることはないかなと考えた結果、このセットを作らせてもらいました」
と話していました。
4月20日にオンラインショップで販売し始めると、3日間で予定していた50セットが完売。予約客の半数ほどが県外の人だそうです。
好評を受けてか、4月24日には第二弾の受け付けがスタートしましたが、こちらも用意していた30セットが完売したそうです。プロジェクトの公式フェイスブックによれば、第三弾の支援も検討しているとのこと。
家で宮島ならではの特産物。ちょっとリッチな商品を楽しんでみるのも良いですね。支援の輪が広がっています。
(ライター:tama35)