壁の中から猫の鳴き声→「今助けてやるぞ!」 無事に救出成功も、その後まさかの展開に...
いったい何が起きたのか
なんと壁の中から出てきたのは、真っ白な毛並みを持つ子猫だったのだ。
一体どういうことなのか。Jタウンネットは4月23日、住宅会社を経営している、よしこさんに詳しい話を聞いた。
40代男性だというよしこさん。1週間程前から会社の天井裏から子猫の鳴き声が聞こえていたという。そしてある日の朝、天井ではなく壁から声が。「気のせいかな」と思ったが、
「外に出て確認すると中から鳴き声が聞こえました。中に戻ると外から聞こえる...。『あぁ、落ちやがったな』と思いました」
と話す。
壁をトントンと叩くと「ニャーニャー」と鳴く子猫。よしこさんは壁に耳を近づけて場所を特定。壁紙の下地をカッターで切り、下地のベニア板には電動ドライバーで穴を開けていったという。
奥に子猫がいるため、注意しながら、慎重に...。
穴を並べて、四方5センチほどの正方形にくり抜き、そこから小さなノコギリで穴を広げていこうとしたそうだ。
すると穴の奥から前足を出す子猫。指でツンツンするとヒュッと引っ込める。
「『今助けてやるぞー!』と注意しつつ、急いでノコギリで穴を広げていきました。15センチ弱くらいまで広げて中を見ました。そして手を突っ込んで子猫を救出しました」
天井裏から落ちた猫は、よしこさんの手に。その時の様子をこう振り返る。
「床の上に置くと、ヒョコヒョコとやっと歩いているような感じでした。子供達は『可愛い、可愛い』と抱きかかえて自宅に戻っていきました。子猫の名前はミルクと名付けました」
自宅裏の会社で救出劇を見守っていた、よしこさんの妹や姪、娘もホッと胸をなでおろしたのだった。