駐車場でよく見る「車止め」が進化していた　ペダルの「踏み間違い」対策で

[みみよりライブ 5up－広島ホームテレビ]2020年2月20日放送「徹底ツイキュウ！なるほどニュース」のコーナーでは、広島の企業が作る最新の車止めを紹介していました。

アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故。県警の調べによりますと、県内だけでもこうした事故は19年に70件起きています。

年齢別に見ていくと、65～74歳は17件で、高齢者が多いのですが、20代は11件、30代は9件と、若い世代が事故を起こすことも少なくありません。

強度は従来の4倍に

事故防止というと車両側が注目されがちですが、今回注目するのは車止め。

車止めなどを製造する国内トップシェアの会社、サンポール（広島市）を訪ねました。こちらに最新の事故防止策を備えた車止めがあるということです。

最新の車止めは、誤ってアクセルを踏んで激突してしまった場合でも、衝撃はあるのですが、車止めを超えることはなく、破損もほとんど見られません。

従来よりもパイプが太い上、支柱の中にコンクリートを流し込んで設置するのが最大の特徴なんです。これにより、従来の車止めよりも強度が4倍に。アクセルの踏み間違いによる衝突を緩和し、人や建物への被害を軽減させる効果があるそうです。

こうした商品について、サンポールの担当者は、

「近年アクセルの踏み間違えで店舗へ突っ込んでしまう事故があったので、車の衝突をなくそうと強度を上げた商品を作りました。

自動車業界の中でも衝突防止の技術が進んでいると思いますが、その技術が確立するまで、衝突する事故を防げる商品になってもらいたいと思っています」

と話していました。

（ライター：tama35）