まさに食べられる芸術! ある料理人が作った「カボチャの鎖」が職人技の極み
2020.02.24 18:00
カボチャがチェーンに――。料理人の岸本岳大さんがツイッター(@gaku_carving)に投稿した動画が話題となっている。
それがこちらである。
カボチャの実が輪っか状にくり抜かれ、口の字のような形をしている。輪っかは1つ1つが繋がっていて、まるで鎖である。
こちらの動画を岸本さんが2020年2月17日に投稿したところ、20日15時時点で、動画の再生数は170万回を超えている。投稿には、
「カボチェーン」 「すげー感動しました」 「食べられる芸術!!!」
といった反応が寄せられている。果たして岸本さんは、この技術をどうやって手に入れたのだろうか...。
きっかけはタイカービングを知って...
Jタウンネットが2月19日、岸本さんに取材すると、独学で野菜アートを学び始めたそうだ。
「きっかけは、ネットでタイカービング(タイ王国発祥)を知ったことです。その美しさに感動しました」
タイカービングとは、小さなナイフ1本で果物や石鹸に模様を彫るタイの伝統文化だ。日本タイカービング協会の公式サイトによると、その起源は約700年前にあると伝えられている。
「誰も見たことがない、やったことがない物を作るのが好きです」
とチェーン状のカボチャを作った理由を述べるgakuさん。製作時間は、2時間半ほどで、作った後は美味しくいただくという。ちなみに熟れすぎたカボチャで作ろうとしたところ、2回失敗してしまったそうだ。
岸本さんはツイッター以外にもインスタグラムで、リンゴやみかんといった果物などにも彫刻アートを施した作品をあげている。職業は料理人だが、過去には複数メディアで「カービングアーティスト」として紹介されることも。
「感動した」という声には、「ありがとう」の一言に尽きるという。ツイッターで反響があったことに対して、
「自分が初めて果物彫刻を見た時の感動を人々に与えるのは目標の一つです」
と述べた。