コメダの人気メニュー「ランチパック」で簡単再現 話題のアイデアレシピに挑戦してみた
本家と再現レシピを食べ比べ
再現してみる前に、まず自宅から一番近いコメダへ向かう。流石の人気店で、30分ほど待ってやっと店には入れた。
席に案内されてすぐさま「たっぷりたまごのピザトースト」を注文すると、出てきたのがこちらだ。
でかい。分厚い食パンがまるまる2切れ使われ、上面に塗られたピザソースの上にタマネギ、ピーマン、トマト、チーズがこぼれんばかりに盛り付けられ、トーストされている。そしてパンに挟まれているのは......
大量のたまごサンド。
食べてみると、しんなりしたタマネギとジューシーなトマトの食感が印象的だ。たまごサラダの部分は薄味だが、カラシの風味がピリッときいて、アクセントになっていた。
おいしく食べ始めたが、終盤はほとんど満腹になり、フォークで少しずつ食べすすめることになった。具の多さにばかり注目していたが、パンの存在感もすごいのだ。最後は詰め込むように口に入れ、何かの修業をしているような気持ちになってしまった。
さて、再現レシピである。
レシピ通り、ランチパック(たまご)とピザソース、チーズ、ピーマン、サラミを用意した。元仕込みスタッフからのリプライ通り、本家のピザトーストに肉類は入っていなかったが、どんな働きをするのだろうか。
「冬だからかちょっと中身が冷たいので30秒ほど電子レンジにかけてから焼くの推奨」
という大刀さんの言葉に従いレンジでチンしたランチパックにピザソースと具をのせ、オーブントースターで5分焼いたものがこちら。
本家と比べるといささかさみしい気もするが、重要なのは味である。
コメダのピザトーストは大口を開けてかぶりつくしかなかったため、パンとたまご、そして上に乗った具を同時に味わうのは難しかったが、こちらはランチパックを使っているため簡単に食べることができる。ただ、具が落ちないように気を付けなければならないところは同じだ。
食べてみると、ピザソースとチーズ、たまごを一緒に食べられるので、ただの食パンを使ったピザトーストよりもリッチな感じがする。コメダの分厚いトーストとランチパックの薄いパンでは食感の違いが大きいため比較し辛いが、味の再現度はなかなかのものな気がする。
コメダの暴力的なまでのボリュームがない代わりに、サラミが使われていることで満足感が得られる。ランチパック2枚(1袋分)をピザトーストにして食べてみても、最後までおいしく食べられる量で、軽食にちょうどいい。
修行のようになってしまった本家を思い出し、筆者個人としては「これでいいかも......」という気持ちになった。作るのが非常に簡単なのもポイントが高い。
たまごたっぷりのピザトーストが食べたいけど、胃袋にはあまり自信がない。そんな人にぴったりの再現レシピだろう。