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商品名=「なにも入ってません。」 青森コンビニの具なしクレープに注目...なぜ開発?店に聞いた

笹木 萌

笹木 萌

2019.12.11 11:00
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「クレープ」と聞いて、あなたはどんなものを想像するだろうか。中には甘いソースやフルーツ、時には野菜など、何かしらの具材が入っているのが一般的だろう。

しかし今、ツイッターで話題になっているクレープは一味違う。まずはこちらをご覧いただきたい。

本当にクレープ?(画像ははしかみドン子ちゃん@hashikami_donko提供)
本当にクレープ?(画像ははしかみドン子ちゃん@hashikami_donko提供)

その名も「なにも入ってません。」。ずいぶんと個性的な商品名だが、どういうことか。クレープのような皮に包まれているが、本当にクレープなのか?値段は税込120円とやたら安いのもひっかかる。

その気になる中身がこちらだ。

なにも入ってません。(画像ははしかみドン子ちゃん@hashikami_donko提供)
なにも入ってません。(画像ははしかみドン子ちゃん@hashikami_donko提供)

中身は文字通り「なにも入ってません」。そう、これは生クリーム以外なにも入っていないクレープ。甘そうなクリームがぎゅうぎゅうに詰め込まれたその姿は、かなりのインパクトだ。

ツイッターではこの正直すぎるクレープに対し、

「スゲー こんなの有るんだ!!(笑)」
「生クリーム好きには堪らない一品ですね!!」
「クリームたっぷりで優しさがいっぱい入っていて素晴らしいですね」

といった声が寄せられている。一部ユーザーからは「生クリーム入ってるんかい」というツッコミも寄せられているが、それはひとまず置いておこう。

売り切れ続出の人気商品

投稿したのはツイッターユーザーのはしかみドン子ちゃん(@hashikami_donko)。2019年12月2日にこちらのクレープを投稿したところ、ツイッターで大きな反響を呼んだ。

「北海道のセイコマのような立ち位置であるところのオレンジハートに来まして、念願の『何も入ってない』クレープをゲットしました!!」

念願とは、お店に行ってもゲットできる確率が低いことを意味している。オレンジハートは青森県内に展開するコンビニエンスストアで、このクレープを販売するのは「オレンジハート まるとく店」(青森県六戸町)になる。

なぜこのようなクレープが誕生してしまったのか。Jタウンネットは12月10日、まるとく店のオーナーに詳しい話を聞いた。

オーナーによれば「なにも入ってません。」クレープが誕生したのは8年ほど前。まるとく店ではほかにも変わった名前のクレープを出しており、このクレープの作った経緯やネーミング理由も単なる「遊び心」だという。

8年前に出した当初は売れていたが、近年ではバナナ系のクレープが人気だったとのこと。今年の春にメディアに取り上げられたことをきっかけに再びヒットした。

クレープはまるとく店の従業員による手作り。ツイッターではなかなかお目にかかれないとの情報が寄せられているが、実際のところはどうなのだろうか。オーナーによれば、

「毎日出してるんだけど、売り切れちゃう。今は追いつかない」

とのこと。レアというわけではないが、タイミングによっては入手が難しいかもしれない。

「食べにおいで、びっくりするから」と気さくに話すオーナー。販売している多くのファーストフードが手作りで、店には他県からもお客さんが訪れるという。

ツイッターで話題になったことに対しては、

「すごい、びっくりしてます」

と笑いながら話すオーナー。

みなさんも青森に行った際は立ち寄ってみては。

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