石川名物「とり野菜みそ」がラーメンになっていた 味はどうなの?マニアが徹底分析
2019.10.27 12:00
米麹や大豆の風味を強く感じるスープ
スープは味噌味。入っている味噌のうち、とり野菜みそを50%使用しているそうです。先ほど紹介した永谷園の煮込みラーメンでは20%の使用に留まっていることを考えると(しかもそれでもすごくおいしい!)、今回のカップ麺は贅沢なとり野菜みその使い方と言えそう。
とり野菜みその特徴である米味噌による、米麹と大豆の風味が強く感じられます。米麹由来の醗酵味と赤味噌の熟成された大豆の味で、いかにもたっぷり味噌を使っています!というスープに仕上がっていました。
米味噌の味が強い一方で、みそラーメンでよく使われるベースのとんこつやスープ表面のラードの油膜といった存在はなく、一般的なみそラーメンの味とはだいぶ異なります。とんこつや油脂が入っていないため、味噌味が濃い割にそれほどこってり感はなく、すっきりした後味も特徴的でした。
さすがとり野菜みそが50%も使われているだけあって、とり野菜みそを使って作る鍋の味に近いものがありました。ほんのりとつけられた甘みと相まって、鍋の〆に食べるラーメンの雰囲気が出ています。