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全国で「改元記念きっぷ」続々登場! すでに14社が発売決定、入手方法をまとめてみた

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2019.04.16 11:00
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2019年5月1日の新天皇の即位と改元まで約2週間と迫る中、日本列島はにわかに「改元特需」に沸いている。

さまざまな企業・団体が「令和」に関するグッズを世に送り出しているが、鉄道会社も例外ではない。北から南まで、改元にちなんだ記念きっぷが続々と発売され、時ならぬ記念きっぷラッシュとなっている。

ローカル鉄道の救世主に?

Jタウンネットが調べたところ、4月15日現在、全国14社で改元記念のきっぷを発売開始、もしくは発売が決まっている。

きっぷの種類は様々で、全線フリーきっぷ・券面額区間有効型・入場券などだが、「令和」の文字を入れ、枚数限定とするなど各社プレミア感を出そうとしている。

最もインパクトがあったと思われるのが香川県の高松琴平電鉄で、「新元号記念2daysフリーきっぷ」と「新元号記念Iruca」を発売する予定。全線で2日間有効のフリーきっぷは4月15日からの発売だが、新元号記念Irucaは改元後の5月3日からの発売。

あの瞬間をもじった記念ICカードも登場(C)高松琴平電気鉄道
あの瞬間をもじった記念ICカードも登場(C)高松琴平電気鉄道

新元号記念Irucaは瓦町駅で800枚限定での発売だが、菅官房長官による「令和」発表のテレビ中継画面をもじったイラストが描かれ、しかも同時手話画面が「令和」の額に重なっているところまで再現したユーモラスさがインパクト絶大だ。

その他、北から順に記念きっぷを発売する鉄道会社をリストアップさせていただく。まず北海道・東北では、秋田県の由利高原鉄道1社が発売予定だ。

由利高原鉄道:「さよなら平成記念乗車券」(500セット限定で1000円、4月30日から)
由利高原鉄道の記念乗車券は3枚セットで、沿線風景を映した台紙付き(以下、画像はすべて各社ニュースリリースより)
由利高原鉄道の記念乗車券は3枚セットで、沿線風景を映した台紙付き(以下、画像はすべて各社ニュースリリースより)

関東では4社が改元記念特需に参戦。JR・大手・地方私鉄と数が多い。

西武鉄道:池袋など沿線20駅で「天皇陛下御即位記念乗車券」を5月1日から発売(5000セット限定、2000円)。
東京メトロ:二重橋前駅で「天皇陛下御即位記念乗車券」を5月1日~5月3日に発売(5000セット限定、5000円)。
流鉄:「天皇陛下御即位記念入場券」5月1日より流鉄各駅と郵送にて販売(720円)。
JR東日本:4月12日~30日発売の都区内パスに「ありがとう平成」、5月1日~5月30日発売分に「よろしく令和」のメッセージを記入。いずれも指定席券売機もしくはみどりの窓口、びゅうプラザ並びに旅行会社で購入した場合のみ。
上から西武・東京メトロ・流鉄の記念きっぷデザイン
上から西武・東京メトロ・流鉄の記念きっぷデザイン

中部地方からは3社が記念きっぷを発売する。伊豆箱根鉄道は駿豆線・大雄山線がそれぞれ2日間乗り放題の2種類を用意している。

伊豆箱根鉄道:有人駅で「天皇陛下御即位記念 平成から令和へ二日間フリー乗車券『旅助け』『金太郎きっぷ』」を4月27日から5月1日に限定発売(各1000枚。『旅助け』は駿豆線、『金太郎きっぷ』は大雄山線で有効)。
岳南電車:吉原駅・吉原本町駅で「ありがとう平成 令和元年記念『平成から令和へ』限定フリー乗車券を発売(700円。売り切れ次第終了)。
名鉄:平成期の新型車両31種と新規開業した4駅の写真を使った記念乗車券セット「『平成の軌跡』記念乗車券」を金山駅・栄町駅などで4月1日から発売中(3100セット限定、3100円)
上から伊豆箱根鉄道・岳南電車・名鉄の見本デザイン。名鉄はきっぷとともに画像のように車両のフォトカードを同封
上から伊豆箱根鉄道・岳南電車・名鉄の見本デザイン。名鉄はきっぷとともに画像のように車両のフォトカードを同封

近畿は皇室ゆかりの地が多いながら、近鉄と北神急行の2社のみ。

近鉄:「天皇陛下御即位記念乗車券」を5月1日から主要駅で発売(限定2万枚、1000円)
北神急行:「改元記念券セット」を5月1日に谷上駅にて発売(800円)、ただし本券での駅構内や列車への立ち入りはできない。
上から近鉄・北神急行の記念きっぷ(イメージ)。北神急行は画像の白台紙とオレンジ台紙の2バージョンで発売する
上から近鉄・北神急行の記念きっぷ(イメージ)。北神急行は画像の白台紙とオレンジ台紙の2バージョンで発売する

中国・四国地方では前述の高松琴平電鉄の他に2社が記念入場券などを発売する予定。

JR四国:「さようなら平成」記念入場券セットを4月30日に高松駅・松山駅・徳島駅・高知駅・ワープ梅田支店で発売(3100セット限定、800円)。
水島臨海鉄道:平成31年4月30日と令和元年5月1日の日付が入った回数券セットを倉敷市駅で発売(3100円)。
左が水島臨海鉄道、右がJR四国の記念きっぷ(イメージ)
左が水島臨海鉄道、右がJR四国の記念きっぷ(イメージ)

九州では、平成が始まった1989年発足の平成筑豊鉄道が平成に別れをつげるきっぷを発売する。3月下旬にはJR九州も記念入場券セットを企画していたが事前申込制かつ抽選制だった。

平成筑豊鉄道:「平成から令和へ」記念1日フリー乗車券を4月中旬から金田駅と通信販売にて発売(1001枚限定、1000円)

各社が趣向を凝らしてコレクター心をそそる記念きっぷを企画し、またこの他に改元前後に記念列車を走らせる事業者もある。「改元特需」はローカル鉄道の救世主となるか。

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