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どっちに行けば?「難易度が高すぎる標識」 その正体、調べてみたら...

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2019.03.18 18:00
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自動車学校でも習わない標識が発見された――。そんなツイートが2019年3月13日に投稿され、話題となった。

あらゆる方向に向いた矢印。遭遇したら、どこに行けばいいのか一瞬混乱してしまいそうだ。投稿者も「自動車学校では習わなかったぞ」と困惑した様子。ネット上では「人生そのものってか?冗談キツイぜ...」と注目を集めている。

場所は神奈川県横浜市のみなとみらい線「新高島駅」、市営地下鉄「高島町駅」からほど近い国道16号線の高架下だ。

いったいなぜこんなユニークな標識が置かれているのだろう。Jタウンネット編集部は取材を進めた――。

やっぱり怒られたらしい

れいくん(@Rei1293)さんのツイートより
れいくん(@Rei1293)さんのツイートより

取材を進めると、これは実際の標識ではなく、3月1日から24日まで実施されている「雨ニモマケズ(singing in the rain)」という展覧会の一環であることがわかった。

展覧会を主催しているBankART1929の公式サイトを見ると、国道16号線の東急東横線廃線跡を活かして、様々なクリエイターたちが作品を紹介しているようだ。

Jタウンネット編集部が15日、展覧会の関係者に話を聞いたところ、話題となった標識アートは金子未弥さんという作家によるものだという。しかし、

「道交法違反のため警察の指導もあり、外側に向けていたものを内側に向けて展示するようになった」

と関係者。15日時点で既に展示方法に変更があることがわかった。

公式サイトでも、

「現在高島町の高架下『R16スタジオ』で開催中の『雨ニモマケズ展』の金子未弥の出品作品ですが、諸事情のため、作品を変更いたしました。当初の設置作品に対して、ご指摘、ご指導いただいた方に対して、謝罪とお礼を申し上げます。展覧会は、3.24まで続きます。よろしくお願いします」

と発表している。

たしかに、一見すると紛らわしいが、道路沿いに向いているからこそ訴えかけるものがあるような...。

ぜひ展覧会に足を運び、作品を確認されたい。

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