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岩手県から「恩返し」三原市に7500点の衣料品が届く

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2018.09.08 07:11
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古着店1軒分を無料で、残ったものは持ち帰り

プロジェクトを企画した担当者は、「東日本大震災がきっかけで、被災地支援というのが昔より早くなっている。元気になれるひとつのきっかけだと思うので(企画した)」といわれていました。

会場に並んだ衣類や靴、バッグなど約7500点。これは古着店1店舗分に相当するそうです。

参加した人からは、「全部流されて私のものがないから、ものがたくさんあるなと思って(見ています)助かります」「支援物資の中に子どもの服が少なかったので、子ども服が足りなくて、ありがたいです」といった声が聞かれました。

好きな洋服を選ぶ楽しさを感じている人もいました。

「うちはそこまで被害はなかったんですけど、こういうイベントがあるって聞いたので、子どもも退屈しているので連れてきた」とのこと。子どもたちにとっても、楽しい時間になったようです。

全国から届いた衣類などは、従業員とボランティアが仕分けしました。被災者への温かい手紙も添えられていました。必要なものだけを必要な分だけ届けるため、残ったものは持ち帰ります。

「(三原市本郷町の)8割以上の家が半壊や全壊しているという現実も聞いたので、僕たちが地道に少しずつ来られればと思う」と担当者の方は言われていました。

今後は愛媛などの被災地でも、衣類などの無料提供を予定しているそうです。こういった温かい支援の輪が、互いに支え合いながらさらに広がっていって欲しいですね。(ライター・石田こよみ)

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