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岩手県から「恩返し」三原市に7500点の衣料品が届く

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2018.09.08 07:11
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[みみよりライブ5up!-広島ホームテレビ] 2018年8月27日放送の広島HOMEテレビ「みみよりライブ5up!」で、無料提供フリマの様子が紹介されました。

豪雨災害の被災地で、岩手県の企業が衣類などの支援物資を届けるイベントを開催しました。

7月の豪雨災害で、大きな被害の爪痕を残した三原市本郷地区。その本郷地区にある旧船木小学校で開催されたのが、衣類などを無料で提供するフリーマーケット。

岩手県で古着を販売する企業ドンドンアップが、復興支援の一環として企画した「ドンドンニコニコフリマ」で、今回このプロジェクトに名付けられたのは「岩手からの恩返し」。

東日本大震災のとき、全国から支援物資が届いたことからその恩返しをしようと広島にやってきました。

三原市街地(三原市撮影、Wikimedia Commonsより)
三原市街地(三原市撮影、Wikimedia Commonsより)

古着店1軒分を無料で、残ったものは持ち帰り

プロジェクトを企画した担当者は、「東日本大震災がきっかけで、被災地支援というのが昔より早くなっている。元気になれるひとつのきっかけだと思うので(企画した)」といわれていました。

会場に並んだ衣類や靴、バッグなど約7500点。これは古着店1店舗分に相当するそうです。

参加した人からは、「全部流されて私のものがないから、ものがたくさんあるなと思って(見ています)助かります」「支援物資の中に子どもの服が少なかったので、子ども服が足りなくて、ありがたいです」といった声が聞かれました。

好きな洋服を選ぶ楽しさを感じている人もいました。

「うちはそこまで被害はなかったんですけど、こういうイベントがあるって聞いたので、子どもも退屈しているので連れてきた」とのこと。子どもたちにとっても、楽しい時間になったようです。

全国から届いた衣類などは、従業員とボランティアが仕分けしました。被災者への温かい手紙も添えられていました。必要なものだけを必要な分だけ届けるため、残ったものは持ち帰ります。

「(三原市本郷町の)8割以上の家が半壊や全壊しているという現実も聞いたので、僕たちが地道に少しずつ来られればと思う」と担当者の方は言われていました。

今後は愛媛などの被災地でも、衣類などの無料提供を予定しているそうです。こういった温かい支援の輪が、互いに支え合いながらさらに広がっていって欲しいですね。(ライター・石田こよみ)

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