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「銭湯」が青森や鹿児島に多い理由

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.06.26 11:00

銭湯が多かったのは東京......ではなく

まずは、厚生労働省の「平成28年度衛生行政報告例」を見てみよう。公衆衛生に関わるさまざまなデータが網羅されており、都道府県別の公衆浴場数も確認することができる。「一般公衆浴場」と「その他の公衆浴場」の両方が公営・私営別に記載されているが、今回は銭湯に限ってみたいので、「一般~」の数値だけを計算してみた。

最近銭湯行ってます?(画像はイメージ)
最近銭湯行ってます?(画像はイメージ)

その結果、全国の銭湯の数は3900軒と、思っていたよりもかなり少ない。「その他~」を含めると2万5331軒で、いわゆる「町の銭湯」の少なさが際立つ。言われてみれば東京はさておき、記者の地元広島でも、銭湯なんてほとんど見かけない気がする。では都道府県別ではどうだろうか。

勝手に大都市圏や面積の広い地域が多いのではと思っていたのだが、実はそうでもないのだ。トップは大阪の624軒で、次いで東京の593軒はまあ予想がつくのだが、3位に入るのがなんと青森の311軒。さらに4位は鹿児島294軒、5位に北海道286軒となっている。参考までに、最も少ないのは沖縄の2軒だ。

この数値はあくまで「一般~」のもので、「その他~」を含むと人口順に変わるのだが、不思議な現象だ。

ただこれだけでは、単純に各地の軒数の多寡がわかるだけ。本当にその地域に銭湯が多いのかを知るためには、一定の人口に対し銭湯はどれくらいあるのかを調べる必要がある。

そこで、今度は総務省統計局が発表している「統計でみる都道府県のすがた 2018」を見てみよう。統計局が有する各都道府県のデータを元に、さまざまな指標から各地の特徴を捉えた資料集で、眺めているだけで結構楽しめる。

この中から、そのものずばりの指標「公衆浴場数(人口10万人当たり)」を確認すると、圧倒的1位は青森の24.5軒だ。この数値はダントツで、2位の鹿児島でも18.6軒。全国平均は3.2軒で、青森は実に8倍近くに達する。

青森の銭湯数は圧倒的だ
青森の銭湯数は圧倒的だ

銭湯数は多い大阪が7.4軒、東京も4.6軒と、全国的には高い数値ではあるものの、青森には遠く及ばない。ちなみに、最小値が0.1軒となっているため、最も少ない都道府県は横並びで5県存在する。

青森・鹿児島両県に確認してみると......
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