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「銭湯」が青森や鹿児島に多い理由

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.06.26 11:00

青森・鹿児島両県に確認してみると......

それにしても、青森はなぜこれほど銭湯が多いのだろうか。数字を見て悩んでいても解決しないので、Jタウンネット編集部は青森県のさまざまな統計情報を取り扱う、同県企画制作部・統計分析課に取材を行った。

同課は「ピカイチデータ 数字で読む青森県」という冊子を配布しており、この中でも銭湯の多さに触れているのだ。何か背景を把握していないだろうか。

「我々も統計局などの発表しているデータを参照しているだけで、なぜ青森に銭湯が多いのか、検証したことがないのが実情で、正直なところわからないとしかお答えできません」

取材に答えてくれた担当者はこう話す。担当者は青森県公衆浴場業生活衛生同業組合にも確認をしてくれたが、やはり何もわからず。

「多いなという事実は把握しているのですが、なぜ多いのかとなると噂レベルの話ばかりで、確たるものはありません。調査してみてもはっきりとした資料も存在せず、『一説には』とご説明することもできない状況です」
青森市にある酸ヶ湯(すかゆ)温泉は湯治場として知られている(振さん撮影, Wikimedia Commonsより)
青森市にある酸ヶ湯(すかゆ)温泉は湯治場として知られている(振さん撮影, Wikimedia Commonsより)

では、2位の鹿児島ではどうだろうか。青森には及ばないものの、「公衆浴場数(人口10万人当たり)」全国平均の約6倍はかなりの高値だ。鹿児島県公衆浴場業生活衛生同業組合に取材を行ったところ、担当者は個人的な推測としつつ、次のように話してくれた。

「青森の事情はわかりませんが、鹿児島は湧き出る温泉の温度が50℃前後と、他の温泉地に比べてやや低めです。つまり、そのまま汲み上げるだけで、銭湯の適温とされる41~42℃のお湯として使いやすい。銭湯をやるためにはお湯が必要になりますが、鹿児島には沸かす手間も冷ます手間もかからないお湯が豊富にある。こうした事情で、銭湯が多くなったのではないでしょうか。今でも9割近くの銭湯が温泉銭湯ですよ」

今では最盛期の半分以下になってしまったとのことだが、近年の減少率は低くなっており、担当者は「最後まで銭湯が残るのは鹿児島だと自負している」と笑いながら答えてくれた。なるほど、一理ありそうな気もする。

こうなると、青森の銭湯事情に通じた読者の方からの情報を、ぜひお寄せいただきたいところだ。

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