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「室内熱中症」から市民を救え! LIXILと熊谷市が「スクラム」を組む

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2017.08.15 16:19
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日差しカットは「屋外」から

「室内熱中症」は耳慣れない単語だが、LIXILの大島雅也氏(サッシ・ドア営業部商品推進グループGL)は、ここ2~3年で聞かれるようになったと説明する。東京消防庁の17年5月発表資料によると、0~5歳の熱中症患者のうち、住宅内で発生したのは69.1%、65歳以上が58.4%にのぼったそうだ。

「非常に多くの方が、室内でも熱中症にかかっている。特に乳幼児は体温調節機能が十分に発達していないことから、高齢者は温度に対する感覚が少しずつ鈍くなってくるためと言われている」(大島氏)
「スタイルシェード」のサンプルを下ろす大島氏
「スタイルシェード」のサンプルを下ろす大島氏

室内熱中症の対策には、こまめな水分補給や、エアコンでの温度調節はもちろん、「日差しを遮る」ことが重要だという。

「夏場における室内への熱の流入は、73%が『開口部』からとなっている。日差しをカットする方法には、室内であればカーテンやロールスクリーンなどがあるが、それでも55%の熱は入ってきてしまう。しかし、窓の外で日差しを遮れば83%の熱をカットできる」

室外での日差しカット方法には、すだれやよしず、緑のカーテンなどがある。今回設置される「スタイルシェード」もそうだ。一窓あたり30分もあれば設置でき、シーズンを越えた耐久性もあるという。これを市内9施設に50セット設置し、施設の温度変化や、子どもと職員への影響について、実証実験を行う予定だ。

笑みを浮かべる「ニャオざね」
笑みを浮かべる「ニャオざね」

式典の最後には、市のマスコットキャラクターで、市職員(ゆるっとくまがや盛り上げ担当主査)でもある「ニャオざね」も登場。富岡市長と関塚氏とともに、「クールdeピースPROJECT」スタートの記念撮影を行った。

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