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焼き鳥やや先行、から揚げ猛追... 都議選に隠れた激戦「サミット総菜選挙」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2017.06.29 17:00
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東京都議選の投開票が迫り、各候補者の熱い戦いが繰り広げられている裏で、ある意味では都議選よりも生活に密着している、もう1つの選挙が行われている。

その熱い戦いとは、関東を中心に展開するスーパー「サミットストア」が開催している「サミット総菜選挙2017」だ。1位になったあかつきには商品の「増量」や「詰め放題」、値下げセールをすると公約に掲げ、総菜コーナーで人気の7品が競い合っているのだ。

「増量系」の公約が多数

総菜選挙に立候補したのは、以下の7候補だ(ポスター掲示順)。

「四元豚のロースかつ重」(所属政党:スタミナ党)
「国産野菜たっぷり餃子」(政党チャオズ)
「鰻まぶし御飯」(スタミナ新党)
「桜姫鶏の焼とり」(たちあがれ桜姫)
「にぎり寿司『旬鮮』」(海鮮維新の会)
「から揚(各種)」(からあげファースト)
「7種野菜のポテトサラダ」(ヘルシー党)
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投票期間は2017年6月21日から7月2日までで、最終日は奇しくも都議選の投開票日と一致している。

2017年6月28日に発表された中間発表によると、「焼とり」候補、「から揚」候補、「旬鮮」候補がトップ3となった。特に上位2つは2000票以上を獲得し、3位の「旬鮮」候補の1700票を大きく引き離している。発表時点での総得票数は1万2598票だった。

この数字を識者は、どう分析しているのか。Jタウンネットは28日、サミットストアの担当者に中間発表について聞いてみた。

「売上トップの『焼とり』はやはり強いですね。お客さんの客層も女性や年配の方が多いので、増量系よりも値下げの公約の方が受け入れられたようです」

「お値段そのままで増量」を公約に掲げた5陣営(スタミナ党、政党チャオズ、スタミナ新党、海鮮維新の会、ヘルシー党)に対して、たちあがれ桜姫は「史上最安値」となる88円セールを訴えた。それに続く、からあげファーストの「詰め放題」も、値下げ系の公約と言えるだろう。

担当者は選挙開始当初、珍しいもの見たさに1.5倍のジャンボサイズを公約にした「餃子」候補にも票が入るのではないかと予想していたという。しかし現状では懸命に追う状況だ。

ちなみに、「ポテサラ」候補は、増量に加え「乳酸菌を追加」という変わった公約を掲げている。これは、「以前カプセル乳酸菌入りのサラダを販売したところ好評だったので、増量にプラスして入れてみようか」という話し合いから生まれたものだという。

担当者によると、「スタミナ党」と「スタミナ新党」は、元々1つだった政党が分派したという。その結果、支持層を食い合っている現状があるようだ。

「票も見事に分かれましたね(笑)。1党のままでしたら更に上位に行けたかもしれません」

イベントの準備は総菜担当以外も協力し、その場の「ノリ」で内容を充実させたという。

公式サイトを見ると分かるが、このイベントの熱量はかなり高い。本物の選挙さながらのポスターが掲載され、公共放送さながらの「政見放送」もきちんと作り込まれている。

こうしたイベントの最大の目的は、お客さんに楽しんでもらうことを通じて、もっとお店を好きになってもらうことだという。

投票は店舗内に用意された専用用紙に記入して行える。実際の選挙とは異なり年齢制限はないため、あなたのお気に入りの候補者をトップへ導いてみてはいかがだろうか。

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