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1本1万円のりんごジュース 生産者に聞いた「なんでこんなに高いの?」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2017.05.02 11:56
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16年度は400本販売

   販売するのは、青森県でりんご農園を営む合同会社「まっかなほんと」(青森・弘前市)。「からだにとって良い農産物を」をモットーに、農薬・化学肥料を使わない栽培がウリだ。

   その理念のもとに生まれたのが前述のりんごジュース「神々の林檎」。青森産のりんご品種「サンふじ」「王林」「金星」「ジョナゴールド」の4種類をブレンドし、果汁100%にこだわった。

   2009年ごろに100本ほど試験的に製造したところ、好評だったため量産に踏み切る。以降販売数は順調に推移し、16年度は400本ほどを販売。17年度は500本を目標とする。

   冠婚葬祭や祝い事などのギフト需要が強く、飲んでみたお客からは

「甘みと酸味のバランスが良い」
    「市販品にありがちなくさみがない」
    「昔懐かしい味」

といった感想があったという。

   同商品にツイッターでは、「一度は飲んでみたい」「絶対おいしい」と賞賛の声が上がる一方、「なぜ1万円もするの?」と疑問の声も少なくない。J-CASTは2017年5月1日、「まっかなほんと」の代表である対馬正人さんに話を聞いた。

「4品種以上をブレンドしたりんごジュースは、国内で『神々の林檎』のみしか流通していません。また、大半のりんごジュースには農薬が使われていますが、うちは無農薬です。そういった点で希少価値があると思い、1万円にしました」

   さらに、搾汁用でなく生食用りんごの使用や、秋に収穫したりんごを春まで貯蔵させて甘さが凝縮した状態で絞るといったこだわりが詰まっており、それによる高コストも要因だという。

   「そんな高い値段で売れるわけはない」という声もあったが、対馬さんはめげなかった。「売れることが目的ではなくて、この商品をきっかけにりんごの価値を高めたい」との思いを胸に、価値を理解してもらえる人だけに購入してもらえればそれでいいと言う。

   「神々の林檎」は、自社通販サイトや大手ネットショッピングで通年で販売中(在庫限り)。

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