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石巻から「心の復興」を...小林武史さん、中沢新一さんら手掛ける「Reborn-Art Festival 2017」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2017.03.27 17:00
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開催期間は51日間

左から目黒浩敬さん、小林武史さん、亀山紘さん、中沢新一さん、和多利恵津子さん
左から目黒浩敬さん、小林武史さん、亀山紘さん、中沢新一さん、和多利恵津子さん

亀山紘市長は、被災から6年の年月が経過し、仮設住宅などの見通しがついたことから、今後は「心の復興」をめざしたい、と芸術祭を開催する背景を語った。

続いて登壇した中沢さんは、宮沢賢治の東北文化観の「4次元の文化」という概念を引用し、「アートを通してそれを感じる」と、フェスティバルの軸となるコンセプトを解説した。

「Art」の語源であるラテン語の「Ars=すべて」まで立ち返り、「Reborn-Art」を単なる芸術のみにとどまらせず、「人の生きる術」と位置づけ、それを発見、再発見することで蘇らせていくことがテーマだという。

「現代アート」の分野からは、キュレーターを務める和多利さんが、「音楽」の分野からは小林さんがそれぞれ解説を行い、期間中の芸術作品の展示方法や、「Reborn-Art Festival × ap bank fes 2017」の開催を告知した。

小林さんは、「ap bank fes」以外の場所でも常に音楽が鳴っているような計画を企画中だと語った。

「食」の分野では、フードディレクターの目黒さんが、会場となる牡鹿半島がどのような場所か、昨年行われたプレイベントの様子を交えて解説した。

その名前にあるように、シカが多く生息する牡鹿半島には、海の幸に加えて豊富な山の幸もあり、それらを活かした料理を提供していくという。

地元の料理人だけでなく全国から集まったシェフが腕を振るい、期間中は「浜のレストラン」、「浜キッチン」を開店。地元食材とそれを提供する生産者と一体になって活動していくという。

開場では、そうした食材を使った料理の一部が振る舞われ、鹿肉や野菜、石巻で採れた牡蠣を活かした品が並んだ。

石巻の牡蠣と鹿を使った料理
石巻の牡蠣と鹿を使った料理

「Reborn-Art Festival 2017」は7月22日から9月10日までの51日間開催され、国内外のアーティストの作品が石巻エリア、荻浜エリア、鮎川エリアに設置される。

また、「Reborn-Art Festival × ap bank fes 2017」は、7月28日から30日までの3日間、国営みちのく杜の湖畔公園で開催され、Bank Bandの出演が決定している。

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