有馬温泉が抱える意外な悩み...「5年に1度××しないとダメ」
2017.02.18 07:49
1300年以上の歴史を誇る"有馬温泉"の悩みとは
有馬温泉の金泉の泉質は「含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉」といって、その名の通り、鉄分や塩分が大変多く含まれています。その成分の沈殿によって、地下に湧き出る温泉よりお湯を運んでいるパイプが詰まってしまい5年程度で交換する必要があります。
そのせいでお湯の供給量がたびたび減少する事態になり、2014年には市が所有する7か所の泉源の1つである極楽泉源が一時ストップ、困った旅館やホテルが別の温泉のお湯を混ぜて使用する事態になった過去も。
そんな中、神戸市の地質調査で温泉が湧き出る可能性が極めて高い泉脈が新たに見つかったことがわかりました。
有馬温泉観光協会の金井会長は「ここで新しい泉源が出来て順次古い泉源のパイプを取り替えていけば、有馬温泉の湯を安定供給できる、良い場所が見つかり喜んでいる」と安心した表情を浮かべていました。
歴史ある有馬温泉を支える"パイプ"の悩みを知り驚きましたが、解決の糸口が見つかったとのことで本当に良かったですね。(ライター:けあるひの)