化女沼レジャーランドの「廃墟テーマパーク」化が、東北復興の起爆剤に? 購入目指す人物を直撃
もし不成立になったら...
もしCFが不成立になったら、化女沼レジャーランドは、どうなるのか。実は、赤羽さんは「買い手」候補のひとり。交渉の窓口は、9月の記事時点から変わらず、当時取材に対応してもらった「TEAM酷道・廃墟」のよごれんさんが務めている。そこで、よごれんさんにも話を聞いてみた。
「赤羽さんに買ってもらえるとベストですが、今のところ先が見えない状況ですので、これまでに折衝してきた企業様とも交渉は続けていますし、新規の買い手も探している状況です」

では具体的に、どんな購入希望者がいるのか。日本経済新聞(1月14日夕刊)には、こう書かれていた。
「既に商社や不動産会社などから引き合いがあり、用途は太陽光発電施設やレジャー施設などさまざま」
よごれんさんは、化女沼レジャーランドや、オーナーの後藤さんへの「ご恩返し」のために窓口役を担っている。そのため仮にCFが成立しても、その後の開発や運営にはかかわらないと思う、とのことだった。しかし、有力な買い手の不在や、「廃墟を活かすプラン」への共感もあり、CFには可能な範囲で協力するという。
「画期的な日本初の廃墟レジャー施設を目指して、赤羽さんも人生賭けています。何とか一人でも多くの方に、少しだけでもご協力いただければと願っています」