「隣室から異常な悲鳴。警察に通報したら数日後、数台のパトカーが集結し...」(都道府県不明・20代女性)
緊迫した声で警察から電話が
それから数日後、警察から私に電話がかかってきました。
「以前相談された、隣人の様子はどうですか」
緊迫した様子です。ちょうどその時もお隣さんからは男性の怒声と、女性の泣き声が聞こえていたので、それを伝えると、
「今からそちらに向かいます。もし隣人が出かけるようなら、また連絡してください」
数分後、サイレンを鳴らさずに数台のパトカーと白バイが到着。警察がお隣のドアをノックする音が聞こえた直後、激しく争うような物音が聞こえてきました。どのくらい、それが続いたでしょうか。少し静かになったので、窓からそっと様子をうかがってみると、取り押さえられた男の人が、警察に連れて行かれるところでした。
その後、警察の方が改めて私の部屋にやってきました。そのとき聞いたところによると、奥さんから「旦那に殺されそうだ、助けてほしい」という通報があったのですが、住所や名前をきちんと聞けずに電話が切れてしまったそうです。しかし、その断片的な内容が、私の相談と似ていたため、すぐに駆けつけられたのだとのことで、とても感謝してもらえました。
結局、お隣の奥さんと赤ちゃんはその後すぐ引っ越していきました。私もなんとなく居づらくなってしまい、しばらくしてアパートを出ました。