泣きだす子どもをスマホであやす→「目が悪くなったらどうする!」 あやさない→「泣き声がうるさい!」
[めんたいワイド- 福岡放送] 2016年1月28日放送の「特報THEスライドショー・赤版」のコーナーで、スマホを使った子守りについて取り上げました。
スマホ子守りとは、スマートフォンを使って子供と一緒に動画を見たり、スマホを子供に渡して遊ばせるといった子守りの方法で、年々こういった子守りをするお母さんが増えているそう。
NPO法人「子どもとメディア」が調査をしたところ、「週2回以上スマホを使う3歳児の割合」が23%、その中の理由ベスト3も発表されました。
1位 静かにさせる31.6%
2位 コミュニケーションに使う 17.3%
3位 教育や知育 16.2%
やはり、静かにさせるためという子守り目的に使うことが多いということが分かりました。
周りから見ると、スマホを使った子守りはあまり良い印象がないという意見もあるようで、スマホやタブレットを使った子守りがいいのかという意見も出てきています。
実際、小さい頃からスマホやタブレットなどを使うと、視力の低下に繋がるとも言われており、注意が必要とも言われています。
しかし、ぐずりやすい小さな子供を外出先などで静かにさせるには好きな動画などを見せることも大事で、そういった母親の心遣いは感心するという意見もあるようです。
福岡の街ではいったいどうなっている? 実際にスマホを子守りに使っている人の意見とは
実際にスマホを子守りに使っている人の意見を聞いてみると、次のような時に使うという意見が多くあがりました。
・バスや電車などの公共機関を利用する時
・レストランなどの騒ぐと迷惑になるような場所に行く時
スマホ子守りをしている母親の意見を聞くと、やめたくてもやめられない事情というものもあるようです。
・外食中に子供が泣き出し、他のお客様から「うるさい!」と叱られた。本当はスマホ子守りをしたくないのだが、周りの迷惑になるならとスマホ子守りをしている。(20代女性)
・小さな子供が来ても良いお店に行ったのに「静かにしろ」と怒られた。子供を置いていくか、それとも家族の外出をやめるかとなった時、スマホで動画を見せれば子供が泣き止むので、仕方なく使っている。(30代女性)
福岡ではありませんが、子供が泣き出した時にはバスや電車を降りたり、子供の声がうるさいので幼稚園などに「外で遊ばせないでほしい」とクレームが来たりということもあるそうです。
昔は、「子供は泣くのが仕事」といって、多少泣いてもあまり問題にはならなかったのですが、今では子供鳴き声も騒音になってしまうのかと悲しい思いがしました。
母親は周りに迷惑をかけたくないとスマホを与えているようですが、母親だけではなく周りも少し小さな子供や母親に対して寛大な心を持たないといけないようです。(ライター:ぴよこ)