400年前、日本人として初めて「チョコレート」を食べた武士
2016.02.07 07:54
チョコレートなのにシャリシャリ? 謎の食感の秘密
石巻市泉町にある「あとりえ らいおんどあ」は、クッキーやパウンドケーキなどの洋菓子を製造しているお菓子工房です。
こちらではなんと「400年前のチョコレート」を製作しているのだとか。一体どういうことなのでしょう?
実は宮城県はチョコレートと深いつながりがあります。宮城の偉人・支倉常長が1613年頃ローマへ遣使された際、日本人としてチョコレートを初めて食べた可能性があると伝えられているのです。
当時のチョコレートは板チョコのような固形ではなくドリンク状で、ショウガや唐辛子も入った「薬」だったというエピソードにも驚かされます。
使う材料も異なり、昔は無かった粉糖の代わりに上白糖を使うので、チョコレートなのにシャリシャリとした独特の食感が生まれるのです。
当時の素朴さを残しながら現代風にアレンジして製造した「サン・ファン・チョコラータ」(税込864円)は地元の名物として愛され、販売されています。