「飛び出し坊や」のガチャ機が東京・有楽町に設置されたぞ!
子どもが道路に突然飛び出す可能性があるので気をつけましょう――そうドライバーに注意を促すため、通学路などに設置されている「飛び出し坊や」。そのルーツは昭和30年代の滋賀県東近江市といわれる。
イラストレーターのみうらじゅんさんがメディアで取り上げて以来、そのキャラクターは全国に知られるようになった。今では滋賀名物の1つとなっている。
交通安全の守り神としての役割を果たしてきた飛び出し坊やは、2014年8月、カプセルトイ(通称「ガチャ」)として商品化され、一部で品薄になるほどのヒット作となった。
2015年8月下旬、有楽町・東京交通会館の「ゆめぷらざ滋賀」に、飛び出し坊やのガチャ販売機が登場した。
カプセルに入っているキャラは全6種類
ゆめぷらざ滋賀は、特産品の販売や県内の観光情報を提供している。店内奥の大型モニターでは滋賀の観光地や自然を映したDVDを流している。
ガチ機ャは入ってすぐ右側に設置されている。アポなしの訪問だったが、店内にいたスタッフが親切に対応してくれた。
1回につき200円で、土日祝日ともなると多くの親子が回しに来店する。
「カプセルトイは全6種類、計500個用意しております。なくなった時点でガチャ機は撤去する予定。年内の完売を目指していますが、今のところ順調な売れ行きです」
格納されているカプセルトイは、ガチャ機上部のアクリルケース内に陳列されている。
【後列右から】
・とび太くん、とび太くん野球少年ver.、とび太くんもっと劣化&らくがきver.、とび太くん猛犬注意ver.
【中列】
・とび太くんフィギュアストラップ
【前列】
・パイロン&カラーバーセット
成人してから一度もガチャを回したことのない筆者。少年に戻ったようなフレッシュな気持ちでコインを投入する。
当たったのは「とび太くん猛犬注意ver.」。お尻のズボンが破けているのは少々マヌケだが、どこか自分と共通するように思えて、愛着がわいた。
「もっと劣化&らくがきver.」がレア
6種類の数は均等ではない。「パイロン&カラーバーセット」や「とび太くんもっと劣化&らくがきver.」がレアアイテムだという。
「最初に出てきたものが目当ての商品ではなかったのか、あるいはもっと欲しくなるのか、ほとんどのお客様は2回以上回しますね」(女性スタッフ)
ガチャ機の横に目を落とすと、チャレンジャーの残したカプセルが......。ハマりすぎには注意したい。
お楽しみはこれだけではない。
カプセルに同梱されている商品説明には「とび太くん実物大看板プレゼントキャンペーン」の応募券がついている。
応募締切は2015年9月末(消印有効)。実物大看板を当てたい人は、早めにゆめぷらざ滋賀に行くことをお勧めする。