これが現代の「学食」だ! 九州・沖縄フェア開催中の早稲田大学を取材してきた
学生のヘルシー志向に対応
早大の生協食堂は、「大隈ガーデンハウス」こと25号館の中にある。席は2階が400席で、3階が230席。大隈庭園の緑を眺めながらゆったり食事することができる。
筆者が通っていた大学の食堂は、部室のないサークルがテーブルを占拠し、1人では利用しづらい雰囲気があった。しかし1990年に完成したガーデンハウスにその要素は一切ない。25年経った施設とは思えないほどピカピカ。バンカラのイメージとは真逆だった。
筆者は一番人気のタコライスとゴーヤチャンプルを注文した。
最近の学生の健康意識は高い。女子はおろか男子の一部にもダイエットが広まっているという。
そのためメニュー表示にはカロリーやアレルギー物質情報、3群点数、塩分量が明記されている。さらに「学食どっとコープ」には食材の原産地も載っている。
チーズの量が抑え目な分、ピリ辛ソースと肉の旨味、なにより白米のおいしさが引き立つ。並みの外食チェーンでは味わえない美味に驚いた。
バランスの良さが光る一品で、ほどよい満腹感だ。学生は午後の授業に集中できそう。
ゴーヤチャンプルのゴーヤは、みかんの2倍のビタミンCが含まれている。紫外線の強いこの時期、美肌が気になる人にお勧めの料理。
様々なバリエーションのあるゴーヤチャンプルだが、一つ一つの具材がはっきりしている。玉子とハムが存在感を出していて、ゴーヤの苦みは最低限残っている程度。万人受けするヘルシー料理といったところ。