これが現代の「学食」だ! 九州・沖縄フェア開催中の早稲田大学を取材してきた
東日本の大学の生協が共同開催
早稲田大学生活協同組合の末益さんによると、1990年代から毎年、ご当地メニューのフェアを実施しているという。
「大学生協東京事業連合(関東甲信越一都九県の協同仕入組織)で開催していますので、ほぼ同時期に各大学生協の食堂で同じフェアを実施しています」
この時期に九州・沖縄の料理を取り上げるのは、暑くなり始める5月が合っていることと、食材の調達を考慮してのこと。ただし今後も同じ時期になるとは限らないという。
このほか『東海うまいものまつり』、『東北応援フェア』、『北海道フェア』なども行っていて、毎年協議の上決めている。
ところで、大学生協の食堂はパートの女性が調理している。ご当地メニューだけに誰が作っているのか気になるところだが、いつもと同じ人が担当している。
「食堂に料理人といわれる従業員はいません。簡便な調理方法でできるようマニュアルもあり、そのレベルまでの加工度を上げた食材開発をしています」
この点は一般の外食チェーンも恐らく変わらない。美味しい料理を早く、安く、安全に提供するために、日々改善が進められている。
そのかいあってか、フェアの期間中はいつもより利用客が増えるそうだ。