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宇都宮にロフトが再進出! 残る「オシャレ雑貨空白県」はどこだ!?

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.05.20 06:00
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最近開業したショッピングモールを観察すると、オシャレ雑貨の店が好スペースを占めていることに気づく。
毎日の生活を楽しく演出するグッズは、年齢や性別を超えた人気がある。自分で使う商品を買い求める人もいれば、親しい人へ贈る品を探しに来る人もいる。
現代の日本人にとってオシャレ雑貨は、日々の生活を彩る必須アイテムであり、人気ファッションブランド以上に関心の高いカテゴリーとなっているのだ。

再出店の機会をうかがっていたロフト

2015年5月21日、生活雑貨店のロフト(東京都渋谷区)が、北関東で最大級のショッピングセンター・インターパーク(栃木県宇都宮市)に出店する。

宇都宮インターパークロフト店の完成予想図(ロフト提供)

宇都宮インターパークロフト店の完成予想図(ロフト提供)

新しい店舗はFKDショッピングモール宇都宮インターパーク店の2階。ロフトの店舗フォーマットは大型店・標準店・ミニ店・その他新業態の4つに分かれるが、新店舗は標準店の位置づけだ。
売り場面積は545平方メートルで、規模としては新横浜や川越、所沢の各店舗に近い。取扱い点数は約2万品目におよぶ。

実は宇都宮は初めての出店ではなく、2002年12月まで市中心部に店舗を構えていた。
約13年ぶりの再進出となるわけだが、今度は郊外に店を構える。同社の広報担当者によるとその機会をずっと探っていた。

「人口30万人の県庁所在地で、まだ出店をしていない県で出店を検討していました」
「北関東で最大級のショッピングセンターに出店することができましたが、宇都宮のマーケットは大きいので、駅前や市街地でもよいところがあれば出店したいと考えています」

同市の人口は約51万人で、政令指定都市に準ずる都会といっても過言ではないだろう。ロフトの期待も大きい。

「総ラック数300強と小ぶりの店舗ながら、全店規模の展開商品の中から最旬のアイテムを凝縮して取り揃えます。美容・健康雑貨、文具を核とし、地域密着型の店舗を目指します」(ロフト広報担当者)

ロフトやハンズが存在しない県ってあるの!?

日本のオシャレ雑貨文化を牽引したロフト。その競合チェーンとしては、生活・住宅関連の商品の比重が高い「東急ハンズ」や、遊べる本屋がコンセプトの「ヴィレッジヴァンガード」、輸入品に強い「プラザ」(旧ソニープラザ)などが挙げられる。

このうちヴィレッジヴァンガードは、2014年3月に和歌山市と山形県天童市のイオンモールに出店して全県制覇を果たした。

しかしロフト、東急ハンズ、プラザは未出店県が残っている。その状況をまとめたのが下の図だ。ロフトは先述の4フォーマット、東急ハンズは小型店舗のハンズビー、プラザはミニプラ、セレンディピティ、フロムハートといったショップも含む。

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いずれのチェーンも1号店が東京ということもあり、関東の店舗数が割合多い。それなのに......群馬のゼロには少々驚かされる。 なお東北地方に東急ハンズはなく、出店エリアを絞っていることがうかがえる。

このほか東北は青森、北陸は富山、関西は和歌山、中国は鳥取と山口、四国は香川、九州は佐賀と長崎が残されている。
香川には四国で最も都会的といわれる高松市が存在するし、群馬の前橋市と高崎市の合計人口は71万人を超える。長崎市は人口43万人、富山市は42万人、和歌山市は37万人をそれぞれ数える。青森、鳥取、山口、佐賀の各県に人口30万人以上の都市はない。

これらの地域だってオシャレ雑貨に親しむ土壌はあるはず。出店するのに適した物件がないだけと信じたい。

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