えっ、移住で50万円(か子牛)!? 鹿児島・三島村の支援政策が太っ腹と話題に
55年間で人口約70%減の離島が打った手
薩摩半島から南南西に約40~50キロの位置にある竹島・硫黄島・黒島。これら3島と無人島からなる鹿児島県三島村は、1960年に1363人いた人口が約410人まで減少している。
こうした事態を少しでも改善するため、村は超太っ腹な移住者支援を始めた。
(1)世帯の代表者が55歳以下で、(2)同村に移住して農業・水産業等の自立または自営の目的をもって、村の活性化に寄与しようとする意欲のある者は、以下の手当てがもらえる。
■子牛1頭または50万円支給
■支度金(引越費用)10万円まで支給
■生活助成金(3万円)
1人世帯 月額8万5000円
夫婦世帯 月額10万円
子加算1人目 月額2万円
2人目以降 月額1万円
住まいの支援も手厚い。3DKの1戸建て住宅(20坪)が、家賃1万5000~2万3000円で入居できる。
このほか妊婦健診助成金制度や高校生修学支援金、出産祝金も用意されている。
「離島はインターネットがつながるの?」と心配する向きもあるだろうが、三島村インターネット「ミシマデネット」が月額3000円で利用できる(2013年3月までは全島無償だった)。