移住に不安の種は尽きないが...
地方移住を希望する都会人は増えている。一方で不安の種を数え上げればきりがない。
よい仕事があるか、医・食・住・遊・学に不便はないか、良好な人間関係を築けるか――。とくに移住希望者が驚くのは「そんな収入でどうやって生活しているのか!?」という点ではないだろうか。
田舎の賃金相場は総じて低い。それでも住民が生活していけるのは、先祖から引き継いだ家業、不動産や蓄え、地域の助け合いがあるからだ。
移住者の年齢が若いほど受け入れ側はうれしいものだが、目ぼしい資産のない世帯にとって、ゼロからスタートするのは容易ではない。