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激化する「ご当地牛」セールス合戦! TPPにブランド力で立ち向かえ

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.09.10 19:20
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秋田はブランド名を統一、愛媛は2015年に販売開始

米どころとしてのイメージが強い秋田だが、三梨牛や羽後牛をはじめ、黒毛和牛は25種類も存在する。ただでさえ秋田の和牛の知名度は低いのに、いくつも銘柄があると普及に不利......と考えた県は今年、「秋田牛」とブランド名を統一し、大々的にPRしていくことを決めた。

秋田牛デビューイベント開催のお知らせ(美の国あきたネットより)
秋田牛デビューイベント開催のお知らせ(美の国あきたネットより)

10月6日にはデビューイベントが秋田市内で開催される。当日は秋田牛をふんだんに使った料理が楽しめるという。現在参加者を受付中だ(美の国あきたネット参照)。

香川のお隣、愛媛県でも2012年から4カ年計画でブランド牛「愛媛牛」の開発が進められている。
出荷月齢は27カ月と短く(通常は30カ月)、それでいて発育のいいのが特徴。重量のある2014年度中の試験販売、2015年春の一般販売を目指している。媛っこ地鶏や甘とろ豚と並ぶ3大ブランドに育てると県は意気込む。

愛媛ブランド牛(愛媛県のウェブサイトより)
愛媛ブランド牛(愛媛県のウェブサイトより)

以上3ブランドのほかにも多くのブランド牛が日本全国で展開されている。

「米沢牛」(山形)や「但馬牛」(兵庫)、「松坂牛」(三重)、宮崎牛は誰もが知る有名ブランドだ。

「玄米育ち岩手めんこい黒牛」(岩手)や「新生漢方牛」(宮城)、「しあわせ満天牛」「しあわせ絆牛」(千葉)、「甲州ワインビーフ」(山梨)、「伊予麦酒牛」(愛媛)などは、オリーブ牛と同様に飼料に工夫を凝らしている。

ご当地キャラに例えるのは適当ではないかもしれないが、ブランド牛の世界も決してゆるくなさそう。輸入牛肉に負けないブランドの確立――生産者の必死の取り組みに、今後も目が離せそうにない。

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