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ゆるキャラの著作権が危ない!? ふじ君問題で露呈した「契約ゆるすぎ」問題

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.06.13 14:01
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ぐんまちゃんも実は...?

ゆるキャラの著作権問題は、ふじ君に限った話ではない。

群馬県公式マスコット「ぐんまちゃん」もまた、1983年の「あかぎ国体」のときに漫画家の馬場のぼるさんによってデザインされ、その後県のマスコットに「転職」した(初代)。ふじ君と同じパターンだ。ただこちらは、県職員がデザインした2代目ぐんまちゃんにバトンタッチ、著作権も県に移っている。ご当地キャラブームが来る前に手を打った群馬県の判断は賢明なものだった。

またとある東日本の自治体では、有名デザイナーに依頼してマスコットを作ったものの、著作権の都合上扱いが難しく、結局縛りのゆるい民間キャラを準マスコットとして露出させているのだとか。

さて今回の紛争は、果たしてどう決着するのか。県警の対応に腹を立てた原告が裁判を起こしたところをみると、お金の問題ではなさそうだ。

県警のふじ君が登場してから20年以上も経過している。原告の言い分が正しいなら侵害行為は当時からあったわけだ。両者の間で話し合いの場は幾度ももたれただろうが、もっと早めに決着をつける手立てはなかったのだろうか。

マスコットは、その所属団体、そして生みの親だけでなく、それに親しむ一般の人々のための存在でもある。県民が置き去りにならない形での解決を期待したい。

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