ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

漁の様子をネット中継、船上食レポも 斬新な産地直送が評判

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.02.26 17:39
0

船長が食レポ「今獲れた魚はこんな味です」

「○○○○(人の名前)~しっかりせんかい!! さっささっさ、とれんけんやろ。バカタレが。巻けぇ!!」

船上で威勢よく指揮を執るイケメン男性は、「マルセイ水産」(長崎県五島市)の代表・片山さん46歳。彼は日本有数の漁場、五島列島沖で漁をしているのだ。

手打ち網の引き揚げ作業の最中、同船する五島ふくえ漁業協同組合員がデジタルカメラを取り出して、片山さんと次のようなやり取りを始めた。

「今日はどんな魚が入っていますか?」
「今日はアジですよね、アジにイカに」
「タイが入った、タイ」

2人がやっているのは「漁のライブ中継」。実際に獲れた魚を客に見せながら販売する形式をとっているので、生が基本なのだという。

組合員のカメラが次に捉えたのは、片山さんが魚の味を伝える「食事レポート」。ライブの見どころとなっている。

船にまな板を敷いて本人が直接魚をさばき、その味を伝える。

「対馬暖流があるところで、揉まれた魚が最高にうまい。北海道の魚と違う肉質をもっとるけん」

魚は船の上で組み合わされる。クロムツ、イカ、アジ、カワハギが入った「鮮魚らくらくセット」は、3990円で販売される。関西は出荷翌日、関東は出荷翌々日に届く。

究極の産地直送が受け、2012年~2013年の1年間で売上は7倍から8倍に。トルトコミテのスタッフは「鮮度に驚いたというのが一番多いですね」「食感もコリコリが残っていると言ってくれる方もいますし」と、好調の要因を語る。

神ワザ加工で鮮度を保つ
続きを読む
PAGETOP