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崖っぷちローカル線を変えた53歳「鉄道ファン」社長が凄すぎる

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.02.23 07:00
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700万円を用意すればあなたも運転士に!

「鉄道ファン」目線は、スタッフの募集にも生かされている。

運転士を勤める武石さん(46歳)。以前はシステムエンジニアをしていたが42歳で運転士に転職した。

「本当は鉄道会社に就職したかった。自己負担だけど、この年齢でチャンスをもらえたのが喜びでもある」

彼がいう自己負担とは、いすみ鉄道が導入している「訓練費用自己負担制度」のこと。運転士を養成するには2年で700万円ほどの費用がかかる。それを自腹で払ってもらおうというのだ。これまで13人が応募して全員40代以上。8人が免許を取得し、5人が研修中だ。

線路脇に咲く花々(Ys[waiz]さん撮影)
Isumi Railway

斬新なアイデアでいすみ鉄道は息を吹き返しつつあるが、再生への挑戦はこれからも続く。

「私は東京育ちなのでよく分かるんですけど、田舎のローカル線って都会の人間の憧れなのです。だけど田舎の人たちにとってみると、いらないものなんです。そのギャップに早く気がついて、こういうものをどうやって作っていくかが地方のテーマになっていけば、もっともっと活性化というか、元気になっていく。日本全国のローカル線、まだまだ残されてるものがあると思うし、使っていくべきだと思う」(鳥塚社長)。
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