元巨人・篠塚さん教える! 沖縄キャンプ「観光」のコツ
2月の沖縄は国内のプロ野球10球団が春季キャンプを行う。2月1日から28日まで、沖縄県は「沖縄ベースボールEXPO2014」を主催し、各球団の1軍野球場巡りをする観光客をサポートする
。野球ファンが効率よく見学できるよう、各チームに「番記者」を派遣して生の情報を入手する。それらの情報は、北谷町のザ・ビーチタワー沖縄1階ロビーに設置される「メインベース」の「インフォメーションゾーン」に集約。各球団のタイムスケジュールや当日練習メニュー、選手のプチ情報、さらに球場周辺の観光ニュースなどが入手できる。EXPO公式ウェブサイトやツイッター、フェイスブックでも同様の情報がタイムリーに更新される。
侍ジャパン公式ユニフォームを展示している「ベースボールミュージアム」や、プロ野球をモチーフにしたオリジナルメニューを提供する「ベースボールカフェ」などもメインベースに設けられる。
広島カープを除く9チームのキャンプ球場には「サテライトベース」が設けられ、そこでも情報の提供が受けられる。
「プレミアムパス」は、ベースボールミュージアムやキャッチボールパークへの入場、キャンプ見学ツアーへ参加できるチケットだ。キャンプ周辺の観光施設や飲食店での割引やドリンク提供などの特典もついている。料金は大人1000円、小学生以上は無料。パス1枚で期間中ずっと利用できる。
元巨人・篠塚さんの親子教室も開催
2月22日は、宜野湾海浜公園多目的広場で「親子のための野球教室」が開催される。指導するのは元巨人の篠塚正典さん。大リーガーのイチロー選手が手本にした名選手で、首位打者を2回獲得している。引退後は巨人の一軍打撃コーチ、一軍守備走塁コーチ、総合コーチを歴任した。
1月24日、東京・千代田区のJタウンネット編集部に来訪した篠塚さんは、野球教室に向けて意気込みを次のように語る。
「『野球って面白いな、やってみたい』と思えるきっかけが掴めるよう、お子さんだけでなくお父さんにも正しいキャッチングや投げ方を覚えてもらいたいですね。ぜひ親子で参加してください。私が教えた内容をあとでおさらいするため、お母さんがビデオを回しても結構ですよ」
5歳から12歳までの子供と親が対象で、定員は30組60名。料金は3000円(プレミアムパス代を含む)。公式サイトで受付中だ。
キャンプ中は選手とファンの距離も近い
春のキャンプは、今年入団した選手のお披露目の場でもある。ドラフト1位に目がいきがちだが、パ・リーグの新人王は2009年の攝津正選手以降、2位以下の選手が連続して受賞している。今年活躍しそうな選手の目星をつける楽しみがキャンプにはある。
篠塚さんは、キャンプの見どころを次のように語る。
「(客が観ていないところで)やれと言われても、選手の体は動かないものですが、お客さんが来ると選手はハッスルするんですよ。「やってやろう!」ってね。新人はオーバーワークでバテちゃう人が多いけど。シーズン中と違ってキャンプの選手はピリピリしていないですから、ファンは声をかけやすいと思います」